【ポケモンSV】パルデア地方を片割れと (ページ32)

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【三十一話】ページ32

腕を組みそう独り言を呟いた後、二人に向き直る

ネモ「二人と一緒ならわたしももっと強くなれる……あらかじめジムの場所マップアプリに登録しちゃおっか！」

アイラ「ほぉ〜……ブリッジジム、ナッペ山ジム、ハッコウジムにボウルジム……」

アイナ「へぇ〜……チャンプルジム、カラフジム、セルクルジムにベイクジム……」

ジムの名前と場所、そしてタイプを確認し終えてから取り出したスマホロトムを仕舞う

ネモ「ホント息ピッタリ、二人とも考えといてね！」

息の合い過ぎている二人に笑ってそう言い職員室から出て行ったネモ。二人は見送った後、次の探検場所に学生食堂を選んだ

─学生食堂─

アイナ「食堂も広いね」

アイラ「たまにここでも食おうか」

アイナ「それナイスアイデア」

アイラ「だろ？」

そう言って少し奥に進むと二人の声に反応して見覚えのある人が声を掛けて来た

ペパー「おっ！また会ったな！」

アイナ「アンタは……」

ペパー「オレのこと、覚えてるよな？」

見覚えのある人とはコサジの小道にある灯台でアイナとバトルをしてコライドン、ミライドンのボールを押し付けてきたペパーだった

アイラ「もちろん、灯台んトコでアイナに負けた奴」

ペパー「さすがの記憶力ちゃん……って言いたいがオマエらオレの覚え方どうなってるんだよ！？」

アイナ「事実じゃん」

ペパー「まぁそーなんだけどよ……ああ、オマエらは名乗らなくていいぜ、アイナとアイラ……だ！生徒会長とつるんでるだろ？学校中オマエらの噂で持ち切りだぜ」

二人の覚え方に少しショックを受けた様子のペパーは、気を取り直して二人に会う為に来たくなかったアカデミーに来たと語る

ペパー「二人とも、オレの野望の実現のため、その強さ貸してくれねーか！」

アイラ「野望？」

アイナ「どゆこと？」

ペパー「へへへ！オレの野望！くわしく聞きたいかー！」

アイナ「まぁ……気になるね」

聞かなきゃ手助けもできないと、取り敢えずそのペパーの野望とやらがなんなのか聞く事に

ペパー「意外かもしれねーけどオレ、ピクニックが好きで料理すんのも得意なわけよ。今は、ポケモンを元気にする健康料理を研究してんだけど……この前見つけた本に、食べればたちまち元気になる……秘伝スパイスっていう食材の情報が載ってたんだ！」