【ポケモンSV】パルデア地方を片割れと (ページ31)

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【三十話】ページ31

アイナ「ねぇネモ、今の人は？」

アイラ「すごそうな人だったな……」

ネモ「やっぱり二人も気になるよね！あの人はトップって呼ばれてる強くてすごくてかっこよくてわたしの目標で……いや！ポケモントレーナーなら誰もがあこがれる人なんだー！」

髪型が凄い人は経歴も凄いのかと顔を見合わせた二人に何か思い出したのかネモな少し大きな声をあげる

ネモ「さっきの教室での話なんだけどさ！アイラ、わたしの質問に目指すものがわからないって言ってたでしょ！それならさ……アイラもチャンピオンランク目指してみない！？」

アイラ「いいよ」

ネモ「え！話はやすぎ！アイナも一緒に目指してほしいし、とりあえず説明させて欲しいな！」

思ってた以上に即答されて嬉しそうだが大事な事らしくしっかり説明したいと二人に言う

アイナ「ん、説明おねがい」

ネモ「うん！えっとね、チャンピオンランクってのはポケモンを鍛えて、その技で人々を魅了するポケモン勝負プロ級の人たち！ポケモンリーグに認められると、チャンピオンランクを名乗れるんだ」

二人から説明を求められネモは自身の持つ肩書きでもある"チャンピオンランク"について説明を始めた

ネモ「それで、チャンピオンランクに到達するには授業を受けるだけじゃダメで８つのポケモンジムを勝ち抜いてジムバッジを集めるんだよ！」

アイラ「なるほどな」

ネモ「そしたら、特別なテスト……チャンピオンテストに挑戦できる。合格すれば晴れてチャンピオンランクになれるんだよ！ポケモントレーナーみんなのあこがれ！すっごい称号なのだー！」

自身の右腕に付けたサポーターを直しながらそう言ったネモ。しかし自分で言うのは少し恥ずかしいそうで声が少し小さくなった

アイナ「いいじゃん、カッコイイ」

ネモ「えへへ、ありがと！わたしは前回の宝探しでチャンピオンランクになったんだ！」

アイラ「宝探し？……ってなんだ？」

ネモ「宝探しっていうのはもうすぐ始まる特別な課外授業！前のは入学早々あったんだ！学校の外で、冒険しながら自由に学べて楽しいんだよ！」

満面の笑みで楽しそうに説明するネモを見て、二人もかなりワクワクしてきたのか口角が上がる

ネモ「今思えばあの経験が宝物……だったのかな？」