【ポケモンSV】パルデア地方を片割れと (ページ4)

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【三話】ページ4

アイナ「へぇ〜…」

クラベル「くさねこポケモンのニャオハさん、ほのおワニポケモンのホゲータさん、こがもポケモンのクワッスさん」

アイラ「可愛い……」

クラベル「皆さん、とても人なつっこくて私のそばを離れないんですよ」

3匹のポケモンを繰り出したクラベルはそれぞれの分類と種族名を紹介し、二人は仲良く3匹を眺めている

クラベル「おや？ふむ……校長よりもアイナさん、アイラさんが気になるようです」

アイラ「可愛いな」

アイナ「うん、可愛い」

クラベル「選択を見守りたいですが、そろそろ次のお宅に向かわないと……あちらのお家にいますのでじっくり考えて、決まったら伝えにきてください」

そう言って再び礼儀正しく挨拶をしてからクラベルは少し離れたお向かいの家へ向かって行った

母「とっても礼儀正しい校長先生だったわね。みんな素敵だけど1匹選ばないといけないんだ？」

アイラ「みたいだな」

アイナ「凄く悩むね」

母「ふふっ、せっかくだしこの子たちと一緒に歩いて様子を見てみるのはどう？ポケモンのこと、いっぱいわかるかも」

未だに足元で二人の事を見上げている3匹を見て微笑みながら母は言う。顔を見合わせて頷いた二人に更に続ける

母「それと……母さんから二人に入学祝い！お出かけするなら持っていきなさい」

アイラ「これ……スマホロトムだ」

アイナ「カッコイイ……！」

全体的に黒く、赤い丸がアクセントのスマホカバーが着けられたスマホロトムを渡された二人は目を輝かせて眺める

母「喜んで貰えたようで良かったわ」

アイラ「ありがとう母さん」

アイナ「大事にするよ」

説明書を読み上げて貰った二人は嬉しそうにスマホロトムを握りしめ母にお礼を告げる

母「二人共、いってらっしゃい！」

アイナ・アイラ「「いってきます！」」

優しく母に見送られ、二人は3匹のポケモンと共に歩き始める。お向かいの家まではそれほど距離も無い為のんびりと向かう

アイナ「アイラはどの子にする予定？」

アイラ「まだ決まってないな、アイナは？」

アイナ「私もまだ決まってないよ」

アイラ「決まってないのか……ん？」

ふと立ち止まり、とある方向を見るアイラ。それに合わせてアイナも隣に立って同じ場所を見る