【ポケモンSV】パルデア地方を片割れと (ページ26)

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【二十五話】ページ26

ネモ「あれ、アイナがやるの？」

アイナ「まぁアイラとスミレにばっか戦わせるワケにもいかないからね、私らが戦うよ」

テーブルシティの門前でネモが使っていた黒いモンスターボールのようなテラスタルオーブなるアイテムを二人に渡したネモはその説明をする

ネモ「テラスタルオーブを持ってると戦闘中にポケモンをテラスタルできるんだ！アイナのヒイロはほのおタイプにテラスタルしそう！あ、アイラのスミレもね！」

アイナ「へぇ、おもしろそうじゃん」

ネモ「これもらうのって本当は専用の授業受けないとだけどわたしが推薦しといたから！さっそくものは試し！戦いながら使い方知っていこーっ！」

アイナ「よし、やるか」

会話を聞いていたしたっぱＢは、自分はアイナ達がテラスタルを使うお試し扱いかと嘆く。だがネモが自分と戦うかと問かければ大人しくアイナと戦う事にしたようだ

ネモ「それじゃあ位置について！勝負、開始ー！」

アイナ「暴れよっか、ヒイロ！」

両者ボールを投げアイナはカルボウのヒイロ、したっぱＢはヤングースを繰り出しバトルが始まった

アイナ「よし早速使おうじゃん、ヒイロ！テラスタル！」

ヒイロ「ぼう、ぼうぼーう！」

アイナ「ヒイロ、ほのおのうず！」

テラスタルオーブによりテラスタルしたヒイロの頭には、燭台のような形のクリスタルが乗っている。技を指示し放とうとすればクリスタルは赤く光り出し、威力の上がった"ほのおのうず"がヤングースを襲う

したっぱＢ「キラキラキラ……ヤングース……」

アイナ「オッケー、無事倒せたね」

ガックリと項垂れた様子のしたっぱＢなど気にもとめずアイナはテラスタル状態が切れたヒイロをボールに戻す

ネモ「さっすがアイナ！テラスタルもいい感じ！テラスタイプと同じタイプの技はさらに強くなる！たまに全然違うタイプにテラスタルするポケモンもいるから戦略の幅がうーんと広がるよ！」

アイナ「へぇ〜確かに広がりそうだね」

アイラ「おもしろいな、テラスタル」

ネモ「あ、ちなみにテラスタルするとしばらく使えないからポケモンセンターでチャージしてね！」

完膚なきまでに双子に叩きのめされしたっぱ二人は、その場からさっさと立ち去り残ったのは四人になった