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【二話】 ページ3

???「ごめんください」





二人揃って玄関に向かう。すると、黄色いジャケットのスーツを身に纏った男性がそう言いながら入ってきた





???「あなた方が……アイナさん、アイラさんですね。入学案内が遅れてしまい申し訳ありません」





礼儀正しいこの男性は学校関係者のようだ。それが解り出迎えた二人は顔を見合わせてから再び男性に顔を向ける





???「おっと、自己紹介がまだでしたね。フルーツアカデミー校長、クラベルと申します」





母「校長先生みずからいらっしゃったんです!?」





クラベル「アカデミーの不手際はすべて私の責任ですので……」





そう言ってからクラベルは母に入学案内・校内施設の資料を手渡し、母も申し訳なさそうにしながら受け取る。そして折角訪問しに来たのだからとお茶を飲んでいくよう誘う





母「アイナ、アイラ!母さん、校長先生とお話があるから自分の部屋に戻って学校の準備してらっしゃい!バッグと帽子は必要よね!」





アイラ「解った」





アイナ「いってくる」





そうして母は少々強引だが、クラベルにお茶をご馳走する事に。二人はその間に二階の自室へ戻る





アイラ「僕のリュックってこっち?」





アイナ「その筈、私のはこっち」





そんな会話をしながらアイナは黒いリュック、アイラは焦げ茶色のリュックを背負い白いベレー帽を被る。準備を終わらせた二人は再び一階のリビングへ降りる





母「あら!準備バッチリ!二人共キマッてるわね!」





クラベル「誰が見ても立派な我が校の生徒です」





アイラ「へへっ」





アイナ「ふふっ」





帽子を被り、リュックを背負った二人を見て母とクラベルがそう言う。褒められて照れ臭そうに顔を見合わせて笑った





クラベル「おっと、私としたことが、一番大切なものをお二人に渡すのをうっかりしていました」





アイナ・アイラ「「一番大切なもの?」」





クラベル「はい、一番大切なものです。ここではなんですので、お外へまいりましょうか」





そう言ってクラベルが家の外に出る。それに続き二人と母も外へ出る。三人が出てきたのを確認したクラベルは、三つのモンスターボールからポケモンを繰り出した





クラベル「入学する生徒にはポケモンを渡す決まりでして、3匹の中からパートナーとなるポケモンを1匹選んでもらいます」

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シーデラ - 面白そうマジで (1月7日 20時) (レス) @page1 id: 3b5b4da294 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:矮奈@掛け持ち常習犯 | 作成日時:2024年1月7日 1時

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