【ポケモンSV】パルデア地方を片割れと (ページ20)

今日:4 hit、昨日:2 hit、合計:1,026 hit

【十九話】ページ20

梯子を登った先には広めの展望台。そして広がる綺麗な景色があった

アイナ「おぉーキレイだね、んでネモは？」

アイラ「えーっと……いた、あそこだ」

アイナ「おーいネモー」

手すりの前で広がる景色を眺めているネモの両サイドに行き同じように目線を展望台の外へ向ける

ネモ「二人とも！見て！あれがテーブルシティ！ボールがついてる大きな建物がわたしたちの学校なんだ！」

アイナ「いや何あの建物、デッカ……！？」

アイラ「ここからでもしっかり視認出来るぞ……」

自分達がこれから通う学校を見て、あまりの大きさに二人揃って目を丸くして驚く。そんな二人にネモは微笑んでいる

ネモ「ふふ、二人と勉強できるの今からすっごく楽しみ！」

アイナ「まぁ確かにどんな内容なのかとかは……」

アイラ「気になるし楽しみ……ってトコだな」

間にネモを挟んで顔を見合わせ、再び二人揃って声色にウキウキとした様子を滲ませながらそう言う

ネモ「そうこなくっちゃ！二人ともいっぱい学んでもっともっと勝負しようねっ！」

アイラ「……ポケモンが元気な時にな」

ネモ「やった！ねぇねぇ、灯台からの景色！すっごいでしょー！見わたす限りの山！草むらに、森！」

少し間があったのにも関わらずバトルのお誘いを承諾して貰えた事に喜ぶネモはそれに気付かず話を続ける

ネモ「この自然の中、いろんな場所でたくさんのポケモンが暮らしてて二人との出会いを待ってるよ！」

アイナ・アイラ「「たくさんのポケモンとの出会い……」」

ネモ「あらためて……パルデア地方へようこそ！」

ジッと目の前に広がる景色を眺めながらポツリと呟いた二人から少し後ろに下がって向き直り微笑みかけそう言う。そして再び二人の間に戻り今度はテーブルシティより少し手前を見ながら言う

ネモ「さて！見ての通りまだまだ先は長いんだ。ひとまず途中のプラトタウンを目指しましょー！レッツゴー！」

アイナ・アイラ「「おー」」

また一人駆け出したネモを追い掛け二人も灯台を急いで降りる。そして先程上から見たプラトタウン目指し走り出した

アイラ「スゲェ、本で見たポケモンがたくさんいる……！」

アイナ「あ、アイラ、あっこにラルトスいる」

アイラ「2匹いるな……1体ずつ捕まえるか」