【ポケモンSV】パルデア地方を片割れと (ページ17)

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【十六話】ページ17

ネモ「強いポケモンと戦うための技！覚えさせる道具もあげとくよ！」

それぞれスマホロトムを取り出して連絡先を交換した後、ネモは更にわざマシンも二人に渡す

アイナ「ふむふむ、スピードスターね……」

アイラ「覚えるポケモン捕まえたら使わせて貰おう」

ネモ「わざマシンは1回使うとなくなっちゃうから注意してね」

貰ったわざマシンの技を確認した後リュックに仕舞った二人に、ネモが忠告してくれた

アイラ「嗚呼、わかった」

アイナ「ありがとネモ」

ネモ「うん！さて、大変な目にあったしちょっと休憩ー！灯台にのぼってひと休みだ！」

アイナ・アイラ「「おー」」

三人と二匹が灯台に到着すると灯台下にある扉の真ん前に誰かが立っているのが見える

？？？「アイツらは……なんでいる！？」

アイナ・アイラ「「？」」

？？？「オマエらに言ったんじゃないさ」

二匹のポケモンに駆け寄り、憤慨した様子で両手の拳を握り込み震わせながらそう叫んだ青年。首を傾げている二人に大して言ったのではないとチラリと横目で見ながら訂正を入れ再び二匹を睨み付ける

ネモ「キミたしか文系クラスのペパー……だっけ？ポケモン博士……オーリム博士とフトゥー博士の息子さん」

ペパー「……母ちゃんも父ちゃんも関係ねえ」

確認するようなネモの言葉に歯を食いしばり声色に怒気を含んで言った。そして未だ首を傾げたままの二人に対し言葉を続ける

ペパー「それより、このポケモンたちがなんでいるんだよ？どうしてこの姿に！？」

アイナ「この子らとは崖の下で会ってさ」

アイラ「そこで助けてくれたんだよな」

顔を見合わせた後二人はペパーにそう言ったが言葉足らずな事を察したネモが少し付け足して説明をする

ネモ「不思議な鳴き声を調べてたら二人が崖から落ちちゃって、この子たちが助けてくれたの。力を使い果たしたみたいでその後へたりこんじゃったけど……形が変わる前はものすごく強かったんだよ！」

ペパー「……だろうな、この姿じゃ戦えねえさ。コライドン、ミライドンの本当の姿は戦ってる時のフォルムだからな」

アイラ「やっぱりコイツらフォルムチェンジするのか……」

姿が変わる云々の説明をされフォルムチェンジなのかそうでないのかを気にしていたアイラは納得したように呟く。だがネモはそのペパーの発言の中で気になる事を見付けたようだ