【ポケモンSV】パルデア地方を片割れと (ページ16)

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【十五話】ページ16

ネモ「すっごい身のこなし！危機一髪だったね！」

もう安全だと解ったのか二匹は二人をその場に降ろした。飛び上がった際の勢いで少し体調が悪くなった二人を他所にネモは二匹に賞賛の言葉を送る

アイラ「？……どうした2匹とも」

アイナ「……あ、灯台じゃん」

問い掛けに大して何か言う訳でもなく、灯台を見つめた後進んでいく二匹だったが洞窟に入る前のように光りだし出会った際の姿に戻ってしまった

ネモ「わっ、大丈夫！？」

アイナ「やっぱフォルムチェンジかな……」

アイラ「力を使い果たした……って感じでもあるな」

ネモ「何だろこのポケモンたち……モトトカゲってポケモンに似てるけどこんな姿見たことない」

どうやら似ているポケモンは居るようだが、このポケモン達とは姿が異なるらしい。姿が変わった事に驚きネモは二人に大し問い掛けるが解らないと告げられ不思議そうにする

ネモ「……っていうか、本当無事でよかった！！」

アイナ「最後のに至ってはネモのお陰でもあるけどね」

ネモ「えへへ……そういえばさっきの戦いすごかった！ヘルガー相手に謎ポケモンと息ピッタリじゃん！」

アイラ「嗚呼、その件だけど……」

褒められて嬉しそうにしたネモは気を取り直したのかそう言ってきたが、二人は指示を出してないと否定する

ネモ「えー！この子たちに指示出してなかったの！？まだ二人のポケモンになったわけじゃないんだ」

アイラ「そうなんだよな、僕らは情けないことに何も出来なかったから……」

そんな会話をしているとグッタリとしていた二匹が起き上がる。どうやら少し休んで体力が回復したようだ

ネモ「あっ、よかった！ちょっと元気出たみたい。さっきの謎の声……正体はこの子達だったのかな？」

アイナ「多分そうだと思うよ、デルビルたちじゃあそこまで響く雄叫びあげられないと思うし」

アイラ「そもそも鳴き声自体、デルビルともヘルガーとも違ったワケだしこの2匹だろうな」

ネモ「く〜ッ！見れば見るほど不思議なポケモンだね！二人のポケモンになったら絶対勝負させてねっ！」

話題の中心の二匹を見てネモが二人にそう言い、言われた二人は苦笑いを浮かべる

ネモ「そうだ！もしもの時の為に連絡先交換しとこっ！」

アイナ「いいよ、アイラもスマホロトム出しな」

アイラ「嗚呼、わかった」