【十三話】 ページ14
少し進んだ所で上の方からネモの声が聞こえてきた
ネモ「いた！二人とも！大丈夫！？怪我してない！？」
アイナ・アイラ「「大丈夫、問題ない」」
ネモ「よかった……本当に心配した……！わたしが声の出どころ探そうとか言いだしたから……ううん！今はとにかくこの状況を解決しないと！どうにか上まで登ってきて！近くに来てくれたらポケモンの技で引っぱりあげるから！」
アイナ・アイラ「「わかった」」
声色に心配が滲んでいるネモに、自分達に怪我も無く無事である事を伝え上に戻る為再び歩き始める
ネモ「二人の前歩いてるポケモンたち何！？強そう！」
アイナ「わかる、強そうでカッコイイよね」
ネモ「ねっ！もしかして二人のこと気にしてる？ついて来いって言ってるのかなー？」
アイラ「そうだとしたら頼もしい限りだな」
少し進んだ先に佇む大岩も機械のようなポケモンが勢い良く破壊して道を作った。その先に先程見たデルビル達が居たが、二匹に気付くとすぐに去っていった
ネモ「わっ、わーっ！すごいすごい！わたしのポケモンと同じくらい……いや！もっと強かったりして！」
アイナ「めちゃくちゃカッコイイね」
アイラ「あんな大岩を軽々と砕けるとは……」
岩をも砕くその強さに大興奮のネモと少しテンション高く眺めるアイナ。アイラは冷静に分析している模様
アイナ「っていうかデルビル居たよね今」
アイラ「居たな、見た目はカワイくて好きなんだが……」
アイナ「習性とか考えてから言いなってソレ」
お互いに軽口を叩き合いながら二匹の後ろを小走りで追い掛ける二人。この洞窟はかなり広いようでなかなかネモの居る場所まで辿り着けない
アイナ「こんな時にデルビルの群れ……」
アイラ「スミレとヒイロじゃこの数は……」
前方からデルビルの群れが走ってきたがその数に狼狽える。それでも戦わないよりはマシだとボールを構えた二人だが前を歩いていたポケモン二匹が咆哮で追い払った
アイラ「頼りがいがありすぎるな……」
アイナ「頼もしくてカッコイイね〜」
ネモ「この洞窟、暴れん坊のデルビルたちが生息してるんだ！ボディーガードが居て安心だけど二人とも十分に気をつけて！」
先程デルビル達がやってきた方へ歩を進める二人と二匹。通路を大岩が塞いでいるが今度は恐竜のようなポケモンがそれを砕いた
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シーデラ - 面白そうマジで (1月7日 20時) (
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作者名：矮奈@掛け持ち常習犯 | 作成日時：2024年1月7日 1時
