【ポケモンSV】パルデア地方を片割れと (ページ11)

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【十話】ページ11

キズぐすりもサンドイッチ同様仕舞い、母親に向き直る

母「大事なパートナーが傷ついたら使ってあげて」

アイナ・アイラ「「うん」」

母「これからお家を離れて初めてづくしの毎日が始まるわ。楽しいことも大変なこともいっぱい体験してらっしゃい！」

どこまでも優しい母親は最後に、いつでも帰って来て良いからと言って自宅へ戻って行った

ネモ「二人のお母さま、優しくていいね！あ、ポケモン捕まえるの教えてあげるんだった！こっちこっち！」

そう言ってお互いの家を繋ぐ道の脇へ走って行ったネモを追い、二人も小走りで向かう

─コサジの小道─

ネモ「あっ来た来た、二人とも！ここからコサジの小道！わたしたちの冒険が始まる道！町と違って道や草むらには野生のポケモンがいるんだ！」

そう説明された通りあちこちにポケモンが沢山居る。少し離れた所には大きな灯台も見える

ネモ「近づくと戦う事になるけどアイナはヒイロと、アイラはスミレと一緒なら大丈夫だね！」

男主「だな」

ネモ「そしてポケモンを捕まえるのに使うのが……おなじみ！モンスターボールなの！いっぱい持ってるからわけてあげるね」

アイナ「わざわざありがとネモ」

二人はネモからそれぞれ五個ずつモンスターボールを分けて貰いリュックのボールを入れておく為のポケットに仕舞う。するとタイミング良く黒いブタのポケモン・グルトンがやって来た

ネモ「ちょうどいいところに」

アイラ「ホントちょうどいいな」

ネモ「習うより慣れちゃえ！二人とも、戦ってみて！」

アイナ「それなら私が行こうかな」

ボールを構えながら一歩前に出るアイナ。先程アイラがバトルしたので今度は自分の番だと思ったらしく、アイラとネモは少し下がった所で様子を見る

アイナ「やるよ、ヒイロ」

─数分後─

結局バトルをしたは良いものの、どのタイミングでボールを投げれば良いのか解らず倒してしまったアイナ

ネモ「さすが！ポケモンを倒すとヒイロが成長して強くなる！」

アイナ「それは解ってるし捕まえるつもりだったんだけど……」

ネモ「倒す直前にモンスターボール投げると捕まえやすいから！捕獲は失敗することもあるからもうちょっと持ってたほうがいいかも！ってことで、はい！」