H a p p y . W e d d i n g__( ∞ ) (ページ30)

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「俺には勿体無いなぁって思うわ。」

カメラマンさんにも届かないような小さな声だけど

ハッキリと聞こえた。

夕日に照らされた亮ちゃんの顔は

くっきりとシルエットがついていて

真っ直ぐで。

「…俺じゃあAに相応しくないかもやけど。

…俺いまめちゃくちゃ幸せで楽しくて。

だからもう
Aのこと離してあげられへんわ。」

『…うん。

…私も離してあげない。』

亮ちゃんこそ

私になんて勿体無いほど

最高の旦那さんだよ。

ちゃんと伝えたいけど

ちょっと泣きそうで

今は言えそうにない。

「ははっ(笑)

このシチュエーションでこの台詞ってめっちゃ臭いなぁ？

けど女子ってこんなん好きやろ？」

照れ隠しでドヤってして

褒められるのを期待する子供みたいな顔になる。

『よく言えました(笑)』

「俺、頑張った～～(笑)」

愛しくて

可愛くて

かっこよすぎて。

彼の頬に唇を寄せた。

「うわっ！(笑)」

「いいねぇ！

いい絵が撮れたよ！」

『ふふっ。

この写真リビングに飾ろうね！』

Happy Wedding, You＆I！

Ryo.N/end

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