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『信ちゃんは紋付き袴だね。
似合うだろうな〜。』
「…なぁA。」
『ん？』
「ホンマに俺とでええんか？」
いつものポジティブな信ちゃんに似合わない質問をされたから
少し驚いて信ちゃんを振り返る。
信ちゃんはふざけてるわけじゃなくて
真剣なような
困ったような顔をしてる。
『じゃあ結婚辞めるって言ったらどうする？』
「泣く。」
『あははは！(笑)』
たまらなく信ちゃんが愛しくなって
信ちゃんに向き合って抱きしめた。
『好きな人と結婚式の相談してて
こんなに幸せなのに
伝わってない？』
「…A。」
信ちゃんのゴツゴツした腕に強く抱きしめられて
愛しさがどんどん溢れて心を満たしていく。
大丈夫。
私がお嫁にいきたいと思える人は
信ちゃんだけ。
こんなに大切な人は
信ちゃんだけ。
『綺麗なお嫁さんになるから
待っとけ(笑)』
「おん(笑)
待ってるからな。」
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作者名：みぉ | 作成日時：2017年2月25日 15時
