朝のお話 ページ2
「おはよぉぉ〜〜」
「出たよバカップル」
教室に入って、目があって、始めに大昇ちゃんから言われたのがこの一言。
「神様仏様校長先生、どうか来年こそはコイツらを同じクラスにしないで下さい…………」
「おい那須ぅ、不吉なこと祈るなよ!俺は毎年、Aと同じじゃなきゃ嫌なのー。」
嫌なのー。だって。可愛くない?この子。可愛くない?!(圧)
「ちょっとマウスちゃぁん、何とか言ってよ。」
「ミッキーは言われたことあるけどマウスは初だね。
何気に傷ついたから何とか言わない。」
「藤井くん?A、傷ついたってー!あーあ。俺のAが〜、」
「朝からA煩いエグいな。」
「何か、女子からの視線凄いよ。何でかな」
そ。ホント、周りの女の子が冷た〜いような暖か〜いような不気味な目で見てくるの。
「Aと龍我が仲良ししすぎてるからだよ。
…………っということで離れてくださーい」
私を龍我からズリズリ引きずって離す浮所くん。
「可愛い彼女が他の子から狙われてるんだよ?大人しく離れてあげなよ。」
「離れたら余計に狙われるでしょお?」
「でしょお?」
「A、真似しなくていい。」
那須くんホントお兄ちゃんみたいだね。
でも狙われてるのは龍我じゃない?だって龍我カッコいいし。スタイルいいし。
「Aだって可愛いしスタイルいいよ。」
「あ、心の声、出てた?」
「そりゃあバッチリ。」
「あら。恥ずかし。」
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作者名:だいふくリンゴ☆ | 作成日時:2019年6月15日 23時