喧嘩の終幕。青空！ ページ39
数日後。
A、伊藤、三橋は屋上にいた。
伊藤は頭に包帯を巻いている。
「いつ見ても酷いケガだねえ真司くん」
「ったく、自分の度量も考えんと開久ともめっからいけねえんだぞ、俺やAちゃんにまで被害が及んだらどうしてくれんだよ。今回はAちゃん無事だったけどよ」
「Aちゃんごめんね怖い目に遭わせて……………
……………バーロー三橋てめえ、元はお前が原因じゃねえか！」
「ちげえよ、大元はな、今井のせいなんだって！」
睨み合う伊藤と三橋。
のんびりと欠伸を噛み殺してAが言った。
「どのみちヤクザとやった時点で狙われてたんじゃなぁい？」
「「……………あ、そか」」
Aの言うことはごもっともだ。
睨みあっていた２人はケタケタ笑い始める。
「なんか、楽しそうだね２人」
「何か面白いことでもあったのかねぇ？←」
いつの間にか理子もいて、Aと理子は顔を見合わせて笑った。
「あっ、そうだ。今日から開久に警察の警備がついたって。しばらくは派手な動きできないと思うよ。」
「へえ、じゃあ負け犬ってことだ！あっっはははっ！」
「こらこら、Aちゃん」
「それ良いねぇ、ざまあみろ、アハハ！」
開久の負け犬〜〜！と三橋とAが笑う。
２人はどこか似ている。
「なるほど、ほとぼりが冷めたころにまた決戦だな。」
伊藤がすくっと立ち上がる。
「伊藤、任せたぞ☆」
「何でだよ」
開久を倒す気まんまんの伊藤と喧嘩の全責任を彼に負わせようとする三橋。
「だって〜！だって〜！アイツ強えんだもぉん！
そこら中痛いねん今、もう〜……………アイタタタタタタッ、」
ごろんとベンチに横になる三橋。
しれっとAの膝に頭を乗せようとしたので、伊藤がAの腕を引っ張って三橋から離れさせた。
「うん。三ちゃんはもう喧嘩しちゃだめ。」
「だめだってさ、三チャ」
「え、ずるくねえ？」
「だめ？」
「だめ。」
「だぁめ？」
「だぁめ。」
「だぁめなの？」
「それじゃあ三チャの変わりにあたしが喧嘩する〜〜♪」
「「「もっとだぁめ」」」
「集中攻撃っ」
見事な集中攻撃を食らったAなのだった。
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美紀 - 今日俺見てから伊藤健太郎さん大好きになりました最高ですなりました最高です (2019年8月30日 21時) (
レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
Milky@ミルキー(プロフ) - めっちゃ好きです…！更新頑張ってください(*^_^*) (2019年8月3日 0時) (レス) id: 1a7b3850cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りりりりり | 作成日時：2019年7月24日 15時
