許してください ページ34
「てめえは負けたんだよ。土下座しろや！」
時は経ち、伊藤は相良にボコボコにされた。
片桐も登場し、彼にもやられた。
今は相良に馬乗りにされて、殴られ続けている。
顔は血まみれだ。
「『許してください相良様』って言うんだよ！」
そこへAが飛び込んできて、相良を払い除けた。
「お前らの目当ては三チャでしょ、真司くんをここまでする必要ないじゃない！！」
「A……………ちゃん？」
「このアマ……………」
「わっ……………！」
Aは相良に腕を掴まれ、引きずられた。
足掻いても捕まれた手はほどけない。
「てめえら……………」
「口きけるじゃねえかまだ。
オイ、さっきやられた分。あと前にもやられた分、それの３倍にして返せ。」
「いいんすか？」
相良は捕まえたAを下っ端に引き渡す。
下っ端はニヤリと笑ってAを押さえつける。
「外国系のビューティフルフェイスだぜ、使い物にならねえくらいぐちゃぐちゃにしてやれ」
「顔の形変えても？」
「構わねえよ」
「構わなくねえよ！！」
相良の言葉に伊藤が叫び返す。
Aが相良を睨む。
それに応えるように相良もAを見下ろした。
『軟高の殺人猫』と『開久の狂犬』。
対照的な二人の視線はバチバチと火花を散らしているようだ。
「おお、怖え。笑」
「ナメんな」
「……………やめてくれ。頼む。」
Aが暴れながら相良に向かうと、伊藤が絞り出したような声をあげた。
「おおお、どうしょっかなぁ〜〜」
相良はゆっくり伊藤に歩み寄る。
「土下座して、謝って、これから道で開久さまに出会ったら、道の端で這いつくばれ」
「ダセぇこと言ってんじゃねえ！このクソ野郎っ！」
「Aちゃん……………汚い言葉はだめだよ？」
伊藤がAに微笑みかければ、相良は怒ってAの腹に拳を入れた。
「っう……………」
「Aちゃ……………」
「ほらほら、早く土下座しないとこれどころじゃ済まねえ。可愛い彼女の顔が変形するぜ」
伊藤はそおっと起き上がり、額を地面につけた。
「だめ、だめだよ真司くん……………」
「許して、ください」
「あっははは！いいねぇ。アンコール！アンコール！」
もう一回頼むわ。と相良が茶化す。
「よくも……………
お前ら後でどうなるかわかってんだろーな？あ？」
「知ったこっちゃねえよ」
「＿＿オイ」
するとそこへ、金髪のあの人が。
「俺の相棒に何させてんだ」
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美紀 - 今日俺見てから伊藤健太郎さん大好きになりました最高ですなりました最高です (2019年8月30日 21時) (
レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
Milky@ミルキー(プロフ) - めっちゃ好きです…！更新頑張ってください(*^_^*) (2019年8月3日 0時) (レス) id: 1a7b3850cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りりりりり | 作成日時：2019年7月24日 15時
