可愛い女の子？ ページ32
「わかんなぁい。なんか、京ちゃんと歩いてたら、この人たちが急に。。」
Aがきゅるる〜ん、と効果音がつきそうな視線を送れば、伊藤は倒れている開久達を見回した。
「こいつらは？」
「知らなぁい(即答)」
「知らない？」
「ん。」
伊藤が京子を見ると、彼女はうんうんと頷く。
そして京子はやられていた男子を指差した。
「この子！この子がやっつけてくれたんだよね。ね、A」
「あ、うん！うんそうなの！」
話を合わせて、二人して伊藤を見上げる。
「へえ、お前、弱そうなのにやるなぁ」
伊藤が感心したような声をあげれば、倒れていた男子はムクリと体を起こしてAと京子を指差す。
「いや、僕じゃないっス。そこのスケバンg………僕がやっつけました←」
二人の無言の圧力。簡単に言えば怖い。怖すぎる。
「そうか。」
「その子までやられちゃってえ、あたし何か怖くって……………」
さっきの顔の方が１００倍怖かったが。
「あーあーあーあー！AちゃんAちゃん、怖かったね、心細かったね」
「ん」
「もう大丈夫だからね。」
「どーなってんの」
「だーてめえっ！！！！」
首を傾げた相良を伊藤が怒鳴りつけた。
「いつまでAちゃんの手ェ握ってんだ！
俺だって、俺だって滅多に握ったことねえんだぞっ！！！」
((毎朝おてて繋いで登校してっけど……………))
伊藤が叫び散らすと相良はそーっと手を離した。
「うぁぁぁぁん(泣)」
伊藤にしがみつけば、ほっこりしたような表情になる彼。
「じゃ、Aちゃん行こっか。京ちゃんも一緒に行こう？」
「いいんですか？？」
「うん、行こ行こ。Aちゃん今日はチョコレートパフェ食べんだよね〜〜」
「いちごがいい←」
「A……………www」
「じゃあストロベリーパフェにしよう」
「うんっ！」
仲良く３人で去ろうとしたとき。
「待てや。てめえ軟高だよな？三橋ってヤツ知らねえ？」
「……………三橋になにか？」
「あのクソ卑怯者がよ。俺様に後ろから蹴り入れやがった。
ぐちゃぐちゃにして人の道ってのを叩き込んでやろうと思ってさ」
相良が言うと、伊藤はAの頭を撫でた。
「Aちゃん、先に京ちゃんとサテン行ってて。
俺はコイツをけちゃけちゃにしなきゃ。」
「わかった。あんなクソバカ野郎、早いとこぶっ飛ばしてあたしとパフェだよ？」
「Aちゃん！クソとかバカとかぶっとばすとか言っちゃめ！」
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美紀 - 今日俺見てから伊藤健太郎さん大好きになりました最高ですなりました最高です (2019年8月30日 21時) (
レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
Milky@ミルキー(プロフ) - めっちゃ好きです…！更新頑張ってください(*^_^*) (2019年8月3日 0時) (レス) id: 1a7b3850cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りりりりり | 作成日時：2019年7月24日 15時
