今井VS開久 ページ28
「オイ、どこまで行くんだぁ？」
今井は噂の開久を怒らせてしまい、谷川が殴られた。
そして今は開久の狂犬、相良猛と歩いている。
「喧嘩ってのはなぁ、学校の名前でやるもんじゃねえ。
この腕っぷしでやるもんn」ガコッッッッ！！
今井の後ろにいた相良が、今井の後頭部めがけて角材を降り下ろした。
「あーぁ。ごめんねぇ、なんかカッコいい台詞言おうとしてたからムカついて。」
ニヤリと怪しく笑って言う相良。
「てめぇ……………」
ここで、相良と今井のタイマン勝負が始まった。
今井は押され続け、相良が今井を追い詰めた。
「俺は紅高の頭、今井だぞ……………」
相良が勝ち誇ったように笑ったとき
「黙って見てればダッセーことしてんナ」
「「！」」
そこにはAが立っていた。
「ナンパの次は何、角材で後ろから殴るとかクソかよ」
「お前が赤井か」
相良のターゲットは今井からAへと変わった。
噂に聞いた軟高の元トップ。
開久のモブたちを軽く倒した女子。
「おじょーちゃん、ここは女が出る場じゃねえぜ？」
「ナメんな」
「Aさん……………逃げてください。コイツには勝てない。」
今井が震えた声を出すと、今度はAが笑った。
「うん。勝てないかもね。"あたしは"。」
一同が首を傾げたとき、
＿＿＿＿＿ドッッッ
「三橋選手、見事な着地です！！！」
彼が、相良の真上に落ちてきた。
相良は気を失ったのか、動かない。
「あたしは喧嘩したら怒られちゃうもん。」
「そーかそーか。俺を頼ってくれて嬉しいよ。
で、どーだった？三橋選手の着地。」
「ん？」
そして三橋は開久の奴らを見て、
「いかがでしたか？三橋選手の着地は」
奴らは何も答えない。唖然として三橋を見ている。
するとしびれを切らした三橋が、
「『金メダル』でしょーが！！！」
そう言って殴りかかった。
さすが開久。そこらの半端なツッパリとは違う。
「今井く、今井くん！」
「Aさん……………」
今井がふわりと目を開けた。
目の前で繰り広げられる乱闘。
「三橋……………まさか、まさか俺を助けに来たのか………」
お前、いいヤツだったのか。と立ち上がる。
「今回はお前に譲るぅぅぅ！！！！！」
「なにやってんだ」
声がした。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 73人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
美紀 - 今日俺見てから伊藤健太郎さん大好きになりました最高ですなりました最高です (2019年8月30日 21時) (
レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
Milky@ミルキー(プロフ) - めっちゃ好きです…！更新頑張ってください(*^_^*) (2019年8月3日 0時) (レス) id: 1a7b3850cd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：りりりりり | 作成日時：2019年7月24日 15時
