あけひさ ページ27
「Aちゃん」
「ん？」
「何でもないっ♡」
「なぁ〜〜んだよぉう」
Aと伊藤は朝からこんなだ。
ラブラブ極まりない。
「Aさァん！」
素晴らしく良い雰囲気を素晴らしく高いテンションでぶちこわした声。
誰かなど直ぐに分かった。
「おはよーございますAさん！今日も快晴ですねぇ！」
「声でかいですよ今井さん」
紅高の今井と谷川。
今井はAを見てにっこにこしていたが、Aの隣に立っている伊藤を見つけるとAに視線を戻し、そしてまた伊藤を見、顔を歪めた。
「綺麗な二度見……………」
「伊藤お前ェェ！！Aさんとどーゆー関係なんだよコノヤロー！！」
「どーゆーって……………付き合ってるけど←」
「なにィィィィィィィィっっっっっ！！！」
しれっと事実を告げられ、今井は天を仰いで発狂した。
「今井さんここ街中っス！うるさいですよ」
「伊藤とォ！麗しき俺のAさんがァ！付き合ってェェ！！」
「だーから、Aちゃんは俺のだから」
「相変わらず大胆だな伊藤」
「……………///」
「え、Aちゃん照れてるの？」
「なにィィ！！！Aさんが俺以外の男の言葉に照れるだなんてそんn」
ぎゃーぎゃー騒いでいた今井も少しすれば大人しくなり、
何事もなかったかのような笑顔でAに向き直った。
「Aさん、前のようにナンパされたりしてませんか？」
「は？ナンパってどーゆーことだよ今井？」
今井の言葉に食いついたのは伊藤。
「この前よォ！確か……開久！開久のクソ野郎共がよォ！
Aさんをナンパしてたんだぜ！」
「はぁ？開久？聞いたことねえ。
Aちゃん、それホント？」
そのナンパ師ならAがボコボコにした。
危険なことに手を出すなと伊藤に毎日のように言われているA。
「い、今井クンがね、やっつけてくれたの。ね、そ、そだよね？」
(Aさんがこの俺を頼って！何ていい子なんだ！俺は助けた訳じゃないのに俺のお陰にしてくれるのか！やっぱりAさんは優しい……………！)
「そうだ俺が、やっつけたぁ！」ﾄﾞﾔ
それはよかった。と満足げな伊藤。
Aは知らない。
その『開久』と、ちょっと厄介なことになるとは。
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美紀 - 今日俺見てから伊藤健太郎さん大好きになりました最高ですなりました最高です (2019年8月30日 21時) (
レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
Milky@ミルキー(プロフ) - めっちゃ好きです…！更新頑張ってください(*^_^*) (2019年8月3日 0時) (レス) id: 1a7b3850cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りりりりり | 作成日時：2019年7月24日 15時
