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A「ホントだって！」
菜月「ウソウソ、都合のいい夢でもみたんじゃない？
あー分かった、バイト入れすぎてストレス溜まってんだよきっと」
A「もう…………」
昨日の出来事を話すと、菜月はそれはそれは物凄い大爆笑。
藤井くん好きすぎて変な夢まで見始めた！って。
A「ほんとなんだよォ…………」
菜月「連絡先、聞いたの？」
A「聞いてない」
菜月「ばっかだなAは！
百歩譲って話したとして、普通そこまで仲良くなって連絡先交換しないのはおかしいでしょw」
A「百歩譲んなくても話したの！」
熱が入りすぎて変な日本語が出た。
なによ、百歩譲んなくても話したって
菜月「で？藤井くん誰かと一緒だったの？」
A「直樹くん？直樹くんならゆう………」
雄登と一緒だった。
危うくそう言いかけた。
厄介なことになるかもだから､私と雄登が知り合いってことは内緒。ただでさえジャニオタの菜月に聞かれたらどうなるか……
なんて答えればいい？
「友達と一緒だったよ！」？
ダメ、これじゃ『どんな友達？』って聞かれたら言い詰まって怪しまれる。
ここは無難に………
A「ひとりだった」
菜月「へー。いいなぁ、自担と遭遇したうえに会話だなんて」
あ。
菜月「羨まし」
菜月のくせ。
機嫌が悪くなると足踏みをする。
椅子の下から､トントントン、と靴と床がぶつかる音が聞こえてきた。
菜月「私､自担と会ったなんてこと無いよ…………」
菜月は明らかに不機嫌全開の表情。
これはどうすることもできない
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作者名：だいふくリンゴ☆ | 作成日時：2019年11月25日 16時
