秘密の関係―登坂広臣―4

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入院して半月

少しずつ食べられるようになって
体調も良くなってきた




まだ退院は出来ないけど
体調いいなら少し外に行ってもいいって言われたから近くの海に来た


少し膨らんだお腹


あと数ヶ月後には


産まれてきてくれる


早くあなたに会いたいよ






病院に戻る道を歩いてると


「Aちゃん…？」

振り向くとそこには

「…今市…せんせ…なんで？」

「Aちゃんを探しに来た」

「広臣は…？」

「臣は居ないよ
今日ここに来たのは俺だけ
臣はAちゃんの居場所も知らない」


「…絶対に言わないで」


「Aちゃん…
もしかして


妊娠してるよね？

臣の子だよね？」


「お願いします…
今市先生
広臣には言わないで…」


「…分かった
じゃAちゃん
美咲に連絡してやってよ
毎日俺に泣きついてきてさ」


「ごめんなさい…
許してもらえないかもしれないけど
ちゃんと連絡する…
岩ちゃんにも謝ります」


「そうしてやって
臣の事は心配しないで
俺が面倒見るからさ笑」


「もう
戻らないと…」


「送ってく
家はどっち？」

「入院してるの
だから病院なの」

「入院って
どうして？」


「悪阻が酷くて物が食べれなかったの
でも最近は少しずつ食べられるようになってきたからもう少ししたら退院できると思う」

「そっか
無理せずゆっくりな？」


病院に着いて部屋まで送ってくれた先生は
「また来るね
今度は美咲も連れて」って言って帰って行った


今市先生にまで迷惑かけて

ごめんなさい…









･


なかなか更新出来ずすみません

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