今日も、これからも。【2BRO.】 (ページ33)

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ある昼下がりページ33

最近、今までにもまして夜更かしするようになった。

理由は2つ。

自分がゲームするようになったから、そして弟者さん、兄者さん、おついちさんの実況動画を見るようになったから。

おかげで弱かった朝がさらに弱くなった...というかまず起きられない。過眠症気味なのよねー...。
余談だけど私はとてもとても寝起きが良くない。五度寝くらいする。

『ふぁあ...』

太陽がてっぺんをまわった頃、欠伸をしながらリビングに入る。
そうすると80%くらいの確率で誰かいる。

おついちさんは通いで来られない日も度々あるためだいたいは弟者さんか兄者さんだが、誰も居ない日もある。

そういう時はほぼ間違いなく依頼で外に出ている時か、実況のため部屋に篭っているかのどちらかである。

ちなみに今日は誰もいないようだ。

洗面所で顔を洗うとそのままキッチンに直行。

冷蔵庫を覗き、卵ともやしを手に取る。

今までもおついちさんが来た時に結構料理してくれていたようで、男二人の家にしては食材、調味料ともに割と揃っている。何となく兄弟二人は料理しなさそう...というか出来なさそう(失礼)

フライパンにさっと油をひき、あったかくなってきたらもやしを炒める。
ちょっとしたら今度は卵を投入。
味付けは醤油と塩胡椒で。

卵って便利すぎ。だいたいなんにでも合うし、何より美味しい。

火を止め皿によそると、ダイニングテーブルに座って遅い朝ご飯(既に昼)を...

『ってなんで当たり前のように座ってるんです？』

兄｢コーヒー淹れに来たら美味そうな匂いしたから｣

『匂いにつられるって野生動物ですか？』

兄｢なんだとぅ｣

兄者さんが座っていた。

そりゃもうちゃっかりと。スマホ片手にこちらを見てくる。

『ていうか居たんですね。それよりまず起きてたんですね』

兄｢今日は依頼ないから。弟者は...まぁ部屋でゲームしてんじゃね？俺は今日夜中の3時くらいまでゲームやっててさっき起きたばっかなんだよね｣

『兄者さんって3時4時まで平気でゲームしますよね...』

兄｢いやだって楽しいじゃん？｣

『否定はしませんけども』

はは、と笑う兄者さん。

上下ゆるっとしたスウェットに普段オールバックにしている前髪が下りていてラフさがMAXな兄者さんからはリラックス時特有の色気が溢れ出ている。
優しいアロマボイスも相まって中々に刺激が強い。

『罪ですねぇ...』

兄｢何が？｣

『いえ、別に』