信じない13 ページ15
〜五条 side〜
「なになにどういう状況？」
なんでみんなしてグラウンドにいるのさ？
Aはおしり着いて倒れてるし。
真希はなんかイラついてるし…
「え、いじめ？？」
「違ぇよ馬鹿」
よかった、一安心。
「とりあえずー、A大丈夫？」
『っ』
僕が話しかけるとAはピクっと反応した。
………さっき近づいた時に感じた濃い殺気と呪力。
Aのものに近かった。
でも、彼女の中にあれ程の殺気と呪力を出す実力があるのか。
『…大丈夫です！先輩と手合わせさせて頂いてて！
ぼろ負けでしたよ、まぁ"当たり前"なんですけど』
僕が差し出した手を取ってAは疲れた様子で笑った。
「てか僕教室行ったら誰も居なかったんだけど！」
「手合わせしてたからな」
「しゃけ」
「次座学って言ったよね！？」
全く、これだから反抗期達は。
大人を困らせるのが好きだねぇ。
まぁ、座学なんてやる気なかったからいいんだけど。
あ、そうそう。言うことがあってきたんだった。
「A、疲れてるとこ申し訳ないんだけど…
＿＿＿＿君に、初任務だよ」
・
〜You side〜
「にしてもさっきの真希さん、どうしたのかしらね」
『さぁ…手なんて抜ける状況じゃなかったんだけどなぁ』
あの後、1度教室に戻ることになった私たち。
五条先生は座学は面倒だからといって自習にしてくれた。
………それにしても、本当に危なかった。
あんなにすぐにバレるだなんて思っていなかったからつい考え込んじゃったな。
確かにあの時、私は手を抜いていた。
呪力の使い方は理解していたし、いざとなれば術式だって使えた。
なら何故使わなかったのか。
幼い頃から母様と離れ離れになった私は自分で自分を守るしか無かった。
だから体術を身につけた。コツコツと、少しずつ。
だから体術は誰にも負けない。
真希先輩と戦うのにも、体術一本で十分だった。
むしろ手加減をしないと私が勝ってしまいそうだったから。
あくまで"先輩には勝てない努力家な後輩"
私が目指してるのはさ、これなの。
だからこれに気づけるまで、貴方は私に勝てないよ。真希先輩。
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しゅーー - 香楽さん» 香楽様、コメントありがとうございます！！楽しみにしていただけて嬉しいです🥹模試が終わりましたので少しづつ更新していきますね🔥💪🏻これからもよろしくお願いします！！ (4月7日 21時) (
レス) id: ef31847629 (このIDを非表示/違反報告)
香楽(プロフ) - この後の展開がものすごく楽しみです！更新頑張ってください。 (4月7日 21時) (レス) @page19 id: 3994d8f3f3 (このIDを非表示/違反報告)
しゅーー - あゝさん» あゝ様、コメントありがとうございます！！楽しめていただけて何よりです😭これからも更新を楽しみに待っていただけると幸いです☺️ (4月4日 21時) (レス) id: acf4f87d9e (このIDを非表示/違反報告)
あゝ - 楽しかったです。カッコいい感じで。 (4月4日 20時) (レス) @page17 id: ec31c901d5 (このIDを非表示/違反報告)
しゅーー - ふみさん» ふみ様、コメントありがとうございます！！私も結構性格悪く考えてしまうので作りやすかったです笑何から何までしていただけて感謝しかないです😭ありがとうございます！！！これからも頑張ります💪🏻 (4月4日 16時) (レス) id: ef31847629 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゅーー | 作成日時：2024年3月31日 16時
