信じない12 ページ14
〜伏黒 side〜
「真面目にやれよ、A」
なんで、あんなに冷たい目をするんだ。
『ぁっ…！』
若月は真希さんの木剣で腹を突かれて尻もちを着いた。
真希さんは剣先を若月に向けたまま若月を見つめる。
「勝負ありだな」
「しゃけ」
「Aが来たのは1週間前じゃない。勝てるわけないわ」
「若月ー！大丈夫かー？？」
その様子にパンダ先輩達や釘崎達は勝負は終わったとみなした。
だが真希さんだけは未だに若月に件を向けたままだ。
「…真希さん？」
『あ、あの…せんぱ「おいA」』
戸惑いながら口を開いた若月の言葉を真希さんは遮った。
その瞬間場が凍りつく。
触れてはいけない、そんな気がした。
「＿＿＿＿お前、何手ぇ抜いてんだよ」
真希さんは若月を見下ろす。
"若月が手を抜いていた"
真希さんのその主張は衝撃で、なのに何処か共感出来た。
『手を抜く…？先輩相手にですか？？
無理ですよ！避けるのに手一杯でしたから…！』
若月は必死に弁明した。
確かに、呪術界に入って1週間のやつが格上相手に手を抜くなんてできやしない。
……だが、もしもそれが格上ではなく"格下"だったら？
自分を弱く見せることも、手を抜くことも可能だろう。
でも、本当にそんな事有り得るのか…？
若月は呪力は疎か術式も使えないはずだろ。
「もう一度言う。
真面目にやれ、A。
そんなんで準一級になれる筈がねぇんだよ！」
真希さんはイラついた様子で言った。
若月の顔は髪で隠れて見えない。
だがその時、ほんの一瞬だけ髪の隙間から見えた。
「っ！！」
朱い瞳に隠れた吐きそうなほど冷たい目線。
その目からは考えられない、楽しそうに上がった口角。
＿＿＿＿こいつは、"本物"だ。
思わず息が詰まるその表情に気づけたのは俺だけだった。
その時、黙りだった若月がようやく口を開いた。
『＿＿＿＿＿私は、「あっれー？？みんな何してんの？？」』
「「「！！」」」
『！…五条、先生…』
ようやく口を開いたのに、くっそ悪い状況で五条先生が入ってきた。
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しゅーー - 香楽さん» 香楽様、コメントありがとうございます！！楽しみにしていただけて嬉しいです🥹模試が終わりましたので少しづつ更新していきますね🔥💪🏻これからもよろしくお願いします！！ (4月7日 21時) (
レス) id: ef31847629 (このIDを非表示/違反報告)
香楽(プロフ) - この後の展開がものすごく楽しみです！更新頑張ってください。 (4月7日 21時) (レス) @page19 id: 3994d8f3f3 (このIDを非表示/違反報告)
しゅーー - あゝさん» あゝ様、コメントありがとうございます！！楽しめていただけて何よりです😭これからも更新を楽しみに待っていただけると幸いです☺️ (4月4日 21時) (レス) id: acf4f87d9e (このIDを非表示/違反報告)
あゝ - 楽しかったです。カッコいい感じで。 (4月4日 20時) (レス) @page17 id: ec31c901d5 (このIDを非表示/違反報告)
しゅーー - ふみさん» ふみ様、コメントありがとうございます！！私も結構性格悪く考えてしまうので作りやすかったです笑何から何までしていただけて感謝しかないです😭ありがとうございます！！！これからも頑張ります💪🏻 (4月4日 16時) (レス) id: ef31847629 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゅーー | 作成日時：2024年3月31日 16時
