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『あ、今日の・・・』
左端に立っている今日の男性のこちらを見る
「やっぱり知り合いかぁ〜!
ほら!ここに座ってお食べな?」
『え、・・・あ、ちょっとぉ・・・』
知っている人ではないため
こっちに来ることはないだろう・・・
そう思っていたが
何故か隣に座る男性
『あ、あの、
今日は本当にありがとうございました・・・』
なにか話さなければ、と考えた結果がこれだ
「・・・・・・それ、」
『え?』
「それ・・・・・・すき。」
『あぁ、これですか?』
目線の先にあったのは今日の入れ物
『飲みますか・・・?』
この入れ物にしか眼中にないんじゃないか
そう思う程じっと見つめる男性
「・・・・・・ぅん。」
消えそうなくらいの声で返事をした
入れ物を開け、蓋をコップ代わり使い
蜂蜜レモンを入れる
『まだ熱いので気をつけてくださいね。』
注意を伝えそっと男性に渡す
「・・・ぁりがとぅございます・・・。」
一生懸命冷ましながら飲んでいく男性
「・・・・・・・・・ん。」
フードから微かに見える口の口角が上がっている
『おじちゃん、おでんもひとつ下さい。』
あいよ、と言い作り初める
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作者名:hyu-ra | 作成日時:2020年9月21日 10時