『大丈夫』卒業宣言。Ⅱ (ページ10)

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▽ ページ10

Aちゃんビックリ仰天。
だって瑞稀くんが嫉妬してくれてるんだもん！

「それ、ホント？」

「っ知らない。金指とはしもっちゃんに言ったら嫉妬だって言うから……」

もごもご口ごもって後半は殆ど聞こえなかった。
顔を真っ赤にしてる瑞稀くん。最高にかわいいです。(*´∀`)

「ヤキモチ妬いてくれたんだ」

「笑いたきゃ笑えよ？」

「笑うよぉ。だって嬉しいもん。」

「？？」

静電気が走ったみたいにビクッッと動いて振り向く彼。

「瑞稀くんが嫉妬してくれたの、めちゃくちゃ嬉しい。好きな人が自分の為にって考えたら、なんか嬉しくなる」

「………………っ、」

珍しく真っ赤な顔をして言い返してこない瑞稀くん。
いつも彼が一枚上手だから、今回は逆の立場､的な？

「カッコ悪いと思ったから。嫉妬するとか。」

「カッコ悪くなんかないよ。」

「でももうやだからな。嫉妬するの。」

「分かってるよ。」

言いたいこと、全部分かってるよ。
たまには甘えたいんでしょ？

「瑞稀くん以外と一緒になる気なんてないもん！」

「そうか」

ニコッと笑って頭を撫でてくれる。
今日も私はそんな彼が大好きです。

＃やっぱり嫉妬してたね