4度目の人生､光と影の話｡【暗殺教室】【男主】

この15歳に感謝して ページ38

顔を明るくして､顔を見合わせた彼等は諸連絡を聞き流し､2人に筆記用具の持参を頼んで久しぶりの山へ足を踏み入れた｡

重たいアルバムと筆記用具持って｡

向こうで書けば良かったのだろうが､やっぱりどうせなら3人の先生を含めたいのだろう｡


片岡「凄いね､罠もアルバムも」

前原「めちゃくちゃ仕掛けたもんな」

岡野「私達以外罠把握してないからあの人達凄い引っ掛かってたよね」

渚「それにしては減りすぎな気がするけど…」


それウチの人らが軍人とか投げて態と引っ掛けさせたからやな(集え脳筋)

頂上へ着くと現れる何1つ変わっていない旧校舎｡ナイフで留められて風で飛ばされず済んだ殺せんせーの服も｡

それらを丁寧に皺を伸ばし畳んで教卓の上へ｡

軽く頭を下げた後､各々道具を持って"手入れ"開始｡あちこちにある罠を回収｡


『ウチの山にこんな仕掛けとるとは…』

業「なんか言った??」

『いえ､こんなに仕掛けてあったとはと驚きまして』

業「俺達 熱心過ぎだよねー」


ごめんなさい俺ほぼ居なかったです〜()

袋を何枚もパンパンにした手作りの罠｡

一息吐くと見えてきた烏間先生とビッチ先生を迎え入れて旧校舎の中へ｡

ご丁寧に大量に用意された寄せ書きのページにわちゃわちゃしながらカラーペン片手に一言､二言､何行もの想いを全員分書き連ねる｡

俺こういうん苦手なんよな｡

取り敢えず異国語書いとこ(ド畜生)


茅野「それ何語…??」

『バスク語ですよ｡世界一翻訳が難しいとも言われてます』

業「そんなの俺のやつに書かないでよ」


知らねぇよ(((

ロシア語だ､とかアラビア語あった､とか思ったより異国語が注目を集めたりなんかしながら｡

書き終わる頃には日は傾いており思わず皆苦笑い｡最後に黒板のチョークを手に取り､それぞれの感情を形に残す｡


神崎「凄い､殺せんせーだ」

菅谷「じゃあこっちに烏間先生とか描くかー」


菅谷と俺で両端に描かれた殺せんせーと烏間先生とビッチ先生｡

やっぱりデコられた"卒業おめでとう"に被らないよう若干配慮された大きさと場所に書かれた割と大きめの"参上!!"の文字｡

その下に"退場!!"って書いとくわ｡←

その端で変な生物が量産され「なにこれ」論争があって､やっと三脚と一眼レフが用意された｡


烏間「撮るぞ」


その声でカウントダウン始まり烏間先生は立ち位置に戻り真っ直ぐカメラを見た｡

3､2､1｡

俺達の口から出た言葉は｡







『｢｢15歳､ありがとうございました!!｣｣』

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