ゲトウ ページ22
あの瞬間､翠月の目の前に飛び出して来たのは黒猫だった｡
"ゲトウ"と名前を付けて､ふらっと栗花落家に遊びに来たところを追いかけ回したり()和んだりしていた､あの｡
弥「あっネコーーー!!」
『ゲトウやって』
弥「ネコーー!!わーい待てーー!!!!」
学秀「ネk…ゲトウ結構本気で逃げてるけど」
…まぁそんな感じで猫Lifeを過ごした(雑)
当然E組一同は思わず「あっ」と叫びそうになった｡
然しその時にはもう翠月を守るように特級呪霊を追い払う"特級過呪怨霊 夏油傑"しか居なかった｡
最初は唯の猫の姿をしていた呪霊になりきれない塊だった夏油傑も､翠月の漏れ出る呪力を受けてこうして顕現した訳だが……
『夏油さーん｡自分の体にダメージ与えに行こうとする感想はー??』
「当たり前だろう､良くないに決まってる」
慣れた連携で羂索に詰め寄る2人は相変わらずアホみたいな…アホみたいな会話をしている｡
夏油が隙を作ろうとして翠月が決定打を打とうとしたりその逆だったり｡もうこの辺は慣れと経験だから何も言えない｡
偶に夏油に攻撃が入りそうになっているがどちらかというと2人が優勢｡
「ちょっと､クナイ刺さってる」
『もっと奥刺して腕ん中仕舞って｡あげるわ』
「共闘してる人間の言葉とは思えないね」
その通り｡てか刺さってた｡手遅れ｡
結界内で守られているE組は色々言いたいだろうが何も言えなかった｡
目の前で殺せんせーと柳沢達の戦いとは違う"死"がある戦いが繰り広げられる｡お互い1分でも隙があれば殺られてしまう､そんな戦い｡
タコ「栗花落君……」
だからただ､彼等は祈るばかりであった｡
ラーメン｡←
刃物と刃物がぶつかり合って火花が散り､時折僅かに血が飛ぶ｡どちらが勝っても可笑しくない､としか感じられない領域｡
「あの時より技術が磨かれたね青彼岸 翠月」
『ごめん今は栗花落やねん…ちょっと親変わって』
「複雑な家庭みたいに言うなよ…いやかなり複雑だけども」
「そうかい｡なら栗花落 翠月」
『フルネーム辞めようや｡苗字と名前以外やったら好きなように呼んで』
どうやら呼ばせる気もシリアスにする気もないらしい｡
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ハデス - 感動しました！最高です。一気読みをしてしまった...神作でした!!男主の性格というか設定？が好きすぎて。終わり方が納得しかしないし、ちょっと謎？のようなものを残したりしていて何度か面白くて腹筋崩壊しそうでした。大好きです！！！ (8月26日 21時) (
レス) id: 1608cd6270 (このIDを非表示/違反報告)
aine(プロフ) - 生まれたときからお兄ちゃんパスワード教えてください！ (8月22日 20時) (レス) id: 71dd307b8e (このIDを非表示/違反報告)
紫苑 - 初コメ失礼させていただきます。最初に完結おめでとうございます！投稿日から1年以上経ってますがそれは置いといて←。面白すぎて一気読みしてしまいました！本当に終わり方が綺麗で、語彙力も豊富で、、、あと本当に文章が拙い人は拙いなんて書かないと思います( (8月21日 11時) (レス) @page50 id: 199048f340 (このIDを非表示/違反報告)
June(プロフ) - ミストさん» 初めまして！！楽しみにしてもらっていたと聞いてニヤけが止まりません🤤番外編は時期は未定ですが作る予定ではあります❣️長文のコメントありがとうございます✨✨ (2022年5月21日 11時) (レス) id: cc9df32f04 (このIDを非表示/違反報告)
ミスト(プロフ) - 自分はtwstと絡ませた番外編、絡ませてない番外編、続編どっちでもいいのでこの物語が続いて欲しいです。そのくらい好きで好きでなので完結は嬉しいのですが、終わってしまって少し残念です…。もし良かったらですけど続編を作って欲しいですm(_ _)m 長文失礼しました (2022年5月20日 20時) (レス) id: e4003d73e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：June | 作成日時：2022年4月7日 15時
