4度目の人生､波乱万丈な話｡【暗殺教室】【男主】

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〈先輩ごめんなさーい､はい｡

最後!!第5レーン､何回凸りに行こうと思ったか!!E組です!!〉


今更ながら女の子が先輩に謝るとさっさと切り替えるように「はい､」と言うと別人のようにテンションを一気に上げる｡

だから先輩の扱い雑じゃない?!

しかもE組に凸りに?!アポ無しで突撃?!殺せんせーの存在がバレちゃ…っていやいや､そこじゃない!!

ツッコミたいところが尽きない｡まるで初めて殺せんせーと会った時の先生の自己紹介みたいでどこか懐かしい気もする｡

今度は男の子にマイクが渡った｡


〈椚ヶ丘を語るには絶対に外せない俺達後輩…いや､椚ヶ丘の絶対的存在!!椚ヶ丘のプリンス!!



栗花落 翠月先輩だあぁぁぁ!!!!〉


その熱い紹介にまた会場が沸く｡

やっぱり栗花落君なんだ…人気なんだ…ていうかプリンスとか呼ばれてるんだ…

初めて知る事実に驚き…というか信じられなくてぼんやりとその言葉が脳を反響しているとふと殺せんせーが静かなのを思い出す｡

僕は荷物で隠れているから顔が見えない殺せんせーの方を向いて話し掛けた｡


渚「栗花落君って…人気なんだね､殺せんs…」

タコ「にゅやあああああああ!!」

渚「うわっ!!」


突然大声を上げる殺せんせーにびっくりして上半身を思わず逸らしてしまう｡

びっくりするから大きい声出さないでよ…と殺せんせーに言うが殺せんせーはにゅやや…と言って返事はしない｡

おずおずと「こ､殺せんせー…??」と再び声を掛けて殺せんせーの顔を恐る恐る覗き込むと｡


タコ「せ…先生の人気が取られてしまいます!!まさかの刺客でした……!!!!」

皆「「そっちかい!!!!」」

渚「元から僕達以外は殺せんせーの事知らないんだから人気以前の話だよ!!」


その中で聞こえた不破さんの「でも読者様からは人気よ､殺せんせーのルックスと性格は」というメタ発言は何も聞かないでおこう｡





そろそろ栗花落君を含めた男子100m走の第2走者が走る｡

圧倒的→←良いの？！

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