水遊び ページ48
白「ま、まずい!!」
寺坂のバカでも分かりやすいセリフで漸くシロは気付いたようだ。
業「殺せんせーと弱点一緒なんだよね、じゃあ同じ事やり返せばいいわけだ」
カルマの悪巧みに。
カルマのその言葉を皮切りに、皆が水場へ飛び込んだ。イトナはあっという間に水に囲まれかけられ触手がググ、と膨らんだ。
業「だいぶ水吸っちゃったね。殺せんせーと同じ水を。あんたらのハンデが少なくなった」
豆鉄砲を食らったのような表情の2人。
業「で、どーすんの??
俺等も賞金持ってかれんの嫌だし、そもそも皆あんたの作戦で死にかけてるし。
ついでに寺坂もボコられてるし」
…さっき自分も寺坂を殴ったことを忘れたんですかね、この人。
ま、えっか。そんな事。←
さっき殴ったんは寺坂に間違いを教えるつもりだった訳って事で片付けよう()
俺は皆が水を掛けようと構えているのをカルマより少し後ろで眺めた。
年寄りに中腰はキツイから俺は行けない…()
業「まだ続けるなら、こっちも全力で水遊びさせてもらうけど??」
暫くの沈黙が訪れる。
その場には水が流れる心地よい音だけが響いた。
白「…してやられたな。
丁寧に積み上げた戦略が…たかが生徒の作戦と実行でメチャメチャにされてしまった」
そしてゆっくりと足を動かす。
白「…ここは引こう。
触手の制御細胞は感情に大きく左右される危険なシロモノ。
この子等を皆殺しにでもしようものなら…反物質臓がどう暴走するかわからん」
シロはだいぶ岩の上に行ってから帰るよイトナ、と声をかけた。
然しイトナは歯をギリ、として動かない。
再度シロが声を張ってイトナ!!と名を呼ぶ。
タコ「どうです、皆で楽しそうな学級でしょう。そろそろちゃんとクラスに来ませんか??」
触手どころか全体的にふくらんだ殺せんせーがそうイトナに言ったが
糸成「…フン」
と言ってイトナ君はシロの居る岩場の方まで(文字通り)飛んでいった。
その姿を見送った皆。
杉野が桶を投げ出して重たい空気を追い払うように息をついた。
杉野「ふぃーっ、なんとか追っ払えたな」
なんとか脅威は退いた様だ。
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June(プロフ) - 紺夜(縁側で昼寝したい)さん» あれ??なんで皆わしの好み知ってんだ?????? (2021年8月24日 11時) (レス) id: e44cb7722c (このIDを非表示/違反報告)
紺夜(縁側で昼寝したい) - なんかとりあえず外出て見たらナンパされまくってるとこをE組男子に助けられてるところを見たいなぁーなんて (2021年8月23日 21時) (レス) id: 805f8cb2b6 (このIDを非表示/違反報告)
紺夜(縁側で昼寝したい) - なんか朝起きたらメロンが2つ的な感じでお願いしたくない事もなくってよ← (2021年8月23日 21時) (レス) id: 805f8cb2b6 (このIDを非表示/違反報告)
紺夜(縁側で昼寝したい) - リクエストなのですが、夢主くんにょた化おなしゃす_|\○_ (2021年8月23日 21時) (レス) id: 805f8cb2b6 (このIDを非表示/違反報告)
紺夜(縁側で昼寝したい) - ワイの脳内パイナポォ← (2021年8月23日 21時) (レス) id: 805f8cb2b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:June | 作成日時:2021年8月19日 10時