4度目の人生､困ってる話｡【暗殺教室】【男主】

槍降らすぞ(怖) ページ42

『行ってきまーす』


母屋の玄関の扉を開いて顔を覗かせながらなるべく大きな声でそう言う｡

するとドタドタと音を立てて父さんが玄関口まで走ってきた｡めちゃくちゃ早いな｡


睦月「今なんて??」

『行ってきますって…』

睦月「明日槍降ってくるんちゃう?!」


そしてめちゃくちゃ真剣な顔をしながら声を少々荒らげながらそう言った｡

…まじで降らせんぞゴラ♡(((シャレにならんわ


睦月「学秀君居るとか…やんな??」

『そうやけど』

睦月「やんな?!びっくりしたー!!翠月が自分から学校行くとか恐怖以外の何もんでもないわ」

『表出ようか』


自分の体を抱きしめながらでっかい声で俺の事を盛大にdisってくる父さん｡

OK､父さん｡お前はここで潰す｡←

すると慌てて冗談やって冗談!!と弁明を始めた父さんに溜息をついた｡子供か｡


『酷いやっちゃな…もう…行ってきます』

睦月「はいはーい」


手を振って行ってらっしゃいと送り出してくれる父さんに背を向けて扉に向かった｡

扉を開けてくれた人に有難うございます､と言って扉前にいた学秀の隣で歩き出す｡


学秀「うわ洋服着てるかと思ったら暑」


目隠しぐらい外しなよ暑いな…と手で仰ぎながら俺にジトーっとした目を向ける学秀｡


『目隠し外したらしんどいねんもん』

学秀「見てるだけで熱中症になりそう…」

『思い込み熱中症??』

学秀「何それ」


学秀は俺の言った事にふふ､と笑った｡

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