ナイフ、任せる ページ31
烏間先生は鷹岡から投げられたナイフを地面から抜き取った。
一瞬だけ迷う素振りを見せたが、迷わずに真っ直ぐに向かって行った。
渚君の元へ。
烏間「渚君、やる気はあるか??」
「「…!?」」
その烏間先生の行動に驚くのも無理はない。まだこの時期は実力を知らないだろうから。
烏間先生は見抜いてたのか、と思うといつか俺の実力を暴かれそう、と警戒したりしなかったり。
烏間「選ばなくてはならないなら恐らく君だが、返事の前に俺の考え方を聞いて欲しい。
地球を救う暗殺任務を依頼した側として…俺は君達とはプロ同士だと思っている。
プロとして、君達に払うべき最低限の報酬は、当たり前の中学生活を保障する事だと思っている。
だから、このナイフは無理に受け取る必要は無い。
その時は俺が鷹岡に頼んで…"報酬"を維持してもらうよう努力する」
プロとして…ね。
鷹岡 「ククク、烏間。土下座でもすりゃ考えてやるがね」
それに水を差す
渚君と烏間先生はじっと見つめ合う。
渚君の瞳は揺れ動いているが烏間先生の目は揺るぐことは無い。
"君を信用している"の意だ。
それが伝わったのか渚君は自分の前にぶら下がっているナイフをサッと受け取った。
受け取られた烏間先生側は驚いてるが渚君の覚悟はとっくに決まったようだ。
渚「やります」
ナイフを口に加え、腕を伸ばす渚君。それに鷹岡は意地悪く笑った。
鷹岡「おやおや…」
一陣の風が吹く。
爽やかで、軽やかで、でも確かに重い風。
然し鷹岡のお前の目も〜発言は中々始まらない。あれ??と思って烏間先生を見るともう1つのナイフが手に収まっていた。
…そういえば鷹岡、"2人"って言っていたような。
俺が思い出した辺りで烏間先生は俺の目の前にも歩いて来て止まった。…まさか。
烏間「もう1人は君に任せたいんだ、栗花落君」
烏間先生の言葉に皆は渚君の時とは違う困惑の雰囲気になった。
当たり前だろう、俺は学校に誘拐されてこない限り滅多に来ない不登校優良男児()だ。
なのに俺を選んでくるとは…烏間先生の観察眼には敵に回したくないものがある。
『分かりました、やります』
烏間「!!ありがとう」
渚君の時のように上手くいくと思っていなかったのか軽く目を開いて驚いた素振りを見せた後ありがとう、と言う烏間先生。
ですが、と俺はそう切り出す。
『僕、相手の武器は使いたくないので私物でします』
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June(プロフ) - 紺夜(縁側で昼寝したい)さん» あれ??なんで皆わしの好み知ってんだ?????? (2021年8月24日 11時) (レス) id: e44cb7722c (このIDを非表示/違反報告)
紺夜(縁側で昼寝したい) - なんかとりあえず外出て見たらナンパされまくってるとこをE組男子に助けられてるところを見たいなぁーなんて (2021年8月23日 21時) (レス) id: 805f8cb2b6 (このIDを非表示/違反報告)
紺夜(縁側で昼寝したい) - なんか朝起きたらメロンが2つ的な感じでお願いしたくない事もなくってよ← (2021年8月23日 21時) (レス) id: 805f8cb2b6 (このIDを非表示/違反報告)
紺夜(縁側で昼寝したい) - リクエストなのですが、夢主くんにょた化おなしゃす_|\○_ (2021年8月23日 21時) (レス) id: 805f8cb2b6 (このIDを非表示/違反報告)
紺夜(縁側で昼寝したい) - ワイの脳内パイナポォ← (2021年8月23日 21時) (レス) id: 805f8cb2b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:June | 作成日時:2021年8月19日 10時