4度目の人生､困ってる話｡【暗殺教室】【男主】

技術 ページ24

烏間side


烏間「視線を切らすな!!

次にターゲットがどう動くか予測しろ!!全員が予測すればそれだけ奴の逃げ道を塞ぐ事になる!!」


俺は千葉君と三村君のナイフを防ぎながら叫んだ｡

俺は烏間惟臣｡
ここE組であの巨大な怪物を暗殺するための生徒指導をしている｡

そんな俺個人の主観も入った

暗殺訓練の中間報告──…




四ヶ月目に入るにあたり…

"可能性"がありそうな生徒が増えてきた｡



磯貝悠馬と前原陽斗｡
運動神経が良く仲も良い2人のコンビネーション｡

2人がかりなら…俺がナイフを当てられるケースが増えてきた｡
ピッと俺の肩にナイフを当てた2人に､


烏間「良!!2人それぞれ加点1点!!次ッ!!」


と声をかけた｡
続いて赤羽業｡
一見のらりくらりとしているが…その目には強い悪戯心が宿っている｡

どこかで俺に決定的な一撃を加え…赤っ恥をかかそうなどと考えているが､そう簡単にいくかな??

俺が近付いたのを見てピタッと止まった｡軽く舌打ちをして､どうやら俺に攻撃が出来ないのを察したらしい｡


…そして栗花落 翠月｡
彼は赤羽カルマよりも訓練どころか授業にも中々出ないが見ているだけでも腕は確かだ｡

力量を知る為に行った1対1｡お互い初めての筈なのに全ての動きを知られているようだった｡
その上で､行動を取らせる前にねじ伏せてきた｡

体術､銃術と全てが誰よりも群を抜いていてそしてどこか手を抜いている様だ｡

まだ謎の多い生徒故に他の生徒よりもこうなってくると深く考えてしまう｡



女子は体操部出身で意表を突いた動きができる岡野ひなたと､
男子並みのリーチと運動量を持つ片岡メグ｡

このあたりがアタッカーとして非常に優秀だ｡



そして殺せんせー､彼こそ正に俺の理想の教師像だ｡

……ん??俺はここまできて思考を止めた｡


はずだったのだが､まだ言葉は続く｡


あんな人格者を殺すなんてとんでもない!!


…これは明らかに俺の思考ではない｡後ろの気配を察して俺は言った｡


烏間「人の思考を捏造するな､失せろターゲット」


紛れもなくそこにいるのは"殺せんせー"と生徒達に慕われるターゲットだ｡

ボソボソとマッハで呟き､俺の思考風にしていたのだ｡


俺はそんな呆れるターゲットの事を1度忘れ､また報告に戻ることにした＿＿＿＿








━━━━━━━




『はっくしょい!!』

睦月「誰かに噂されとんな」

『父さんよかマシや』

睦月「……あ､悪い意味で?!」

『それ以外にある??』←

睦月「泣いてええ??」

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