新野先生の娘は元軍医さん!？【陸】 (ページ9)

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ハニワくんの登校の段③ ページ9

(夢主side)

『重大な理由があるの。ここでは話せないけれど…だから、カワタレドキ城を良く思っていないお城とも同盟を組むかもしれない。羽丹羽くん、君は忍者の卵…それ以上に事情があるわ。忍術学園の外では、自分の名前を簡単に言わないようにしてください。』

羽丹「分かりました！」

山田「それと、カワタレドキ城との関係もな。君が安心して学園生活を送れるようにな！」

『私たちも、あなたが楽しい学園生活を送れるよう、頑張るわ！もし困ったことがあったら、遠慮なく声をかけてね。』

羽丹「はーい！お勉強頑張ります！よろしくお願いします！」

山田「うん！よろしく羽丹羽くん」

羽丹羽くんは、物腰のやわらかい、話し方も丁寧で朗らかな印象のある少年だなぁ。彼と話していると、こちらも朗らかな気持ちになる。

『さあ、四郎兵衛が待っているわ！制服に着替えて、あとは好きに時間を過ごしてね！』

山田「四郎兵衛に学園内を案内してもらうといい。」

羽丹「やったぁー！！はっ！！ごほん！！…」

『うふふｗ』

羽丹「それでは山田先生、A先生！ありがとうございました！失礼いたします！」

羽丹羽くんは、外へ出て行った。

山田「あの子は礼儀正しいなぁ。」

『しかも、観察眼に優れ、理解も早い聡明な子です。磨き上げれば…軍師に匹敵する逸材に育つかも…』

１１歳という幼さで、あの観察眼…私も正直、正体が暴かれてしまうのではと、少々恐れてしまったからなぁ～

けれど、「軍師」とは軍中で軍を指揮する君主の、戦略指揮を助ける者のこと。

才能のみを見れば、忍者も軍師も向いているだろう。しかし、天性の優しいオーラを放つあの子には、人間性の観点で向いていない。

山田「まあ、あの子が将来どうしたいと思うかだよ。」

『ええ。』

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in 学園長先生の庵

羽丹「制服に着替えました～♪似合いますか？」

時友「似合います～！」(パチパチパチ)

羽丹「学園長先生、ありがとうございます！改めて、よろしくお願いします！」

大川「羽丹羽くん、一生懸命忍者のお勉強をするんだぞ！」

羽丹「はい！」

時友「いやー嬉しいな♪僕と同じクラスで！しかも気が合いそう～♪たっくさんお話ししましょうねー！」

羽丹「はい！楽しみ～♪」