新野先生の娘は元軍医さん!？【陸】 (ページ33)

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共闘⑪ ページ33

(伊作side)

医務室に次々とけが人が運び込まれる…

伊作「大丈夫ですよ！！気をしっかり持って！！」

新野「伊作くん！！ここだけではもう無理だ！！教室も使いなさい！！」

くのたま①「くノ一教室！！半数教室の方へ行って！！」

ユキ「伊作先輩！！解毒薬もう残りわずかです！！」

伊作「分かった！！追加作るよ！！」

新野「解毒薬を作れるのは君一人だ！！任せたよ！！」

伊作「はい！！」

トモミ「おシゲちゃん大丈夫！？」

おシゲ「うっ…気持ち悪い…」

仙蔵「怖かったな、おシゲちゃん。」

みんな精神的にもう限界だ。

文次「伊作…みんな。ありがとう。」

ユキ「潮江先輩…みんな帰ってきますよね…」

トモミ「私、戦況を確認してきます！！」

伊作「ダメだ！！」

仙蔵「…お前たちが行ったとしても…できることはない。」

文次「ああ。それは怪我をしている俺たちも同じ。」

ユキ「先輩…」

新野「それに、君たちは、戦場を見るにはまだ早すぎる。」

おシゲ「だから…部屋を一歩もでないようにと、先生方がおっしゃったのでしゅか…」

僕たちは、ひたすら薬を塗り、包帯を巻き、時には傷口を縫い…

負傷者の治療を続けた。

仙蔵「やっと朝日が昇ったな。」

文次「終わったようだな。」

伊作「みんな…」