新野先生の娘は元軍医さん!？【陸】 (ページ28)

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共闘⑥ ページ28

(きり丸side)

俺が家族と住んでいた村は、戦で焼かれた。

忍術学園は…大丈夫なのだろうか…

乱太「きりちゃん。大丈夫だよ。」

しん「先生方や先輩が、いらっしゃるから！絶対勝ってくれるよ！」

きり「でも、ずっと外で大砲の音が鳴ってるよ…」

一年から三年生は、みんなで六年生の教室に集まっている。

くノ一教室のみんなは、医務室で待機している。

～～(回想)～～～～～～～～～～～～～～～～

三郎「俺たちが必ず忍術学園を守る。だからみんな、ここから動くな。絶対に外の様子を見るなよ？」

雷蔵「しっかり障子を閉めるんだ。絶対に開けるなよ？」

勘右「もし何かあったら、ここにいらっしゃる山田先生の奥さんや、三年生たちを頼るんだぞ？」

兵助「必ず全員生きて戻るから！」

八左「ああ！孫兵も、三年生たち、後輩たちを頼んだぞ！」

滝夜「私たち四年生も加勢するから安心しろ！！」

三年「「「「はい！！」」」

作兵「ここは私たちが守ります！！」

藤内「先輩方、どうかお気をつけて！！」

～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～

平太「しんべヱ…大砲の音怖いよぉ…僕ちびりそうだよ…」

しん「大丈夫だよ平太！」

大川「皆信じるのじゃ。時期に援軍がやってくる。」

孫兵「援軍って…佐武鉄砲隊とタソガレドキ城以外に？」

大川「そうじゃ。」

数馬「ですが、一体どこから？」

大川「先生方がすでに、手を回しておる。安心せい！」

兵太「立花先輩…」

伝七「立花先輩は、潮江先輩とA先生と一緒に、カワタレドキ城へ向かわれて…」

団蔵「潮江先輩…」

左吉「信じよう団蔵。A先生がいらっしゃるんだから。」

(「きっと、たくさんの人と出会って、たくさんのモノを知って、たくさんのことを経験して、人の優しさに触れて…時には辛いこと、苦しいこと…いろんな出来事を乗り越えて、知っていくこと…得る幸せが…新しい記憶が…増えすぎてしまって…昔の記憶が埋もれてしまって…その記憶に手が届かなくなるのだろうな…」)

(『忘れてしまうということはね、君が今、とても幸せで、人から、お友達から愛されて、そして君が頑張って生きているという、証拠だよ…』)

きり「土井先生…A先生…」
怪士「きり丸…」

父ちゃん、母ちゃん、兄ちゃん。

どうか、俺の大切な人たちを守ってください。