新野先生の娘は元軍医さん!？【陸】 (ページ24)

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共闘② ページ24

(夢主side)

人数にして１３人の凄腕。誰からの目で見ても、こちらが劣勢だ。

仙蔵「っ！！くそっ！！数が多すぎる！！」
文次「…頑張るんだ仙蔵！！」

そして私も九連を含め６人に応戦中…
二人が飛んでくる手裏剣類を弾き飛ばし援護してくれているが、時間の問題だ。

文次「くっ！！」
仙蔵「文次郎！！必ず生きて帰ると約束したんだ！！私は諦めないぞ！！」

『うっ！！…ここまでか…』

今の受けた傷は、少し深い。もってあと数分が限度。

だが、必ず助けがくるはずだ！！

厚着＆野村「加勢いたす！！」
山田「大丈夫か！！」

仙蔵「先生方！！」

留三「文次郎！！こんなのに手こずってどうするんだ！！」
文次「留！！」

小平「二人とも生きてるな！！いっけいけどんどーん！！」
長次「もそ！！」

『信じておりました…よし！！』

「ガキーンッキーンッ！！」

『九連！！私は戦を望まない！！頼むどうか引いてくれ！！』

九連「琥空…俺は！！アサギリ忍者だ！！敵の貴様を斬るまで！！」

高坂「月華！！無事か！？」
『高坂！！仙蔵と文次郎が怪我をしている！！助けてやってくれ！！』

九連「…月華だと？」

『私は希望を知った！！生きる意味を知った！！そして私を受け入れてくれた仲間がいる！！九連！！この空に月光があるかぎり、お前はいつかきっと！！』

九連「っ！！信じるか！！苦の連鎖！！そう言ったのはお前だろうが！！」

敵⑤「九連…相手が悪すぎた。一旦引くぞ。」

九連「…分かりました。」

留三「おい待て！！」
小平「逃げるなこの野郎！！」
長次「追うな二人とも！！」

留三「しかし…」

厚着「気持ちは私も同じだ留三郎。だが、今は深追いしないでおこう。」

『叔父上！！香波垂時衛門殿は！？』

山田「殿は心配ない。半助と利吉が３人を始末した後、城まで護衛しているから安心しろ。」

半助さん…利吉!!

高坂「よく頑張ったな二人とも。もう大丈夫だ。これで血は止まるからな。」

仙蔵「高坂さん…」
文次「ありがとうございます。あの…伊作は…」

留三「新野先生がついてくださっているから大丈夫だ、もんじ。今は傷のことを心配しろ。」

文次「留…お前今…」
留三「なんだよ。この呼び方に不満でもあるのか?」
文次「…いいや別に。」