白狐の鬼狩り様【弐】 (ページ14)

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★室町コソコソ噂話　その三★ ページ14

〇室町コソコソ噂話その三、

「甘南備山と、神南備神社」

京都府の南にある、京田辺市に、「甘南備山」が

実際に存在しています。

甘南備山は、

神の宿る山＝かんなび

と呼ばれ、古くから人々に信仰され、

親しまれてきました。

そして何より、かつて平安京が定められる時、

甘南備山と京都市内の船岡山を結ぶ直線上に、

平安京の中心、朱雀大路がおかれました。

また、諸説ありますが、『竹取物語』発祥の地

とも考えられています。

神が宿る地について、古来の人々は、

人の立ち入りを禁じたり、

制限をかけたりしていました。
(例:女人禁制、神職の者以外立ち入り禁止、など)

神聖なる地に、穢れを持ち込んではならない、

そう考えられて来たのです。

また「甘南備神社」、と呼ばれる神社が、

全国各地に存在しています。

その背景にあるのは、

"神奈備"信仰があるのではないか、と言われています。

"神奈備"信仰について、

神は、山や森に天降(あまくだ)るとされたので、

降神、祭祀の場所である神聖な山や森のことを

指す言葉として"神奈備"は使用されていました。

ちなみに、夢主の苗字である"神薙"は

潮江文次郎が言った様に、

神に仕え、神楽を奏し神意を慰める者を指す言葉です。

似た音ですよね。

こんなふうに

裏設定盛りだくさんの物語にしてますｗ

ちなみに、

忍たま乱太郎、および『落第忍者乱太郎』に登場する

校医の新野洋一(ひろかず)先生。

実は、「京都出身」が、公式設定なんです。

新野先生は都会っ子なんだ〜

と私も驚きました。