幼き少女�� ページ27
(No side)
これは１７年前のお話。
この少女は、丹後国の守護大名、一色義貫(いっしき よしつら)の長女、
そして現在の丹波国の守護大名、一色義直(よしなお)、幼名、千徳丸の妹として生を受けた。
清和源氏の流れを持ち、将軍家足利氏一門にあたる武家。
一国の姫として生を受けた彼女の名は鹿江姫(かのえひめ)。幼き頃から一色家の女として、
日々、学問、礼法や華、管楽、そして護身のために武術を学んだ。
そして、彼女は植物が大好き。自ら薬学をも学び、
５歳のころから、「一色家未来の頭脳」と呼ばれ、家臣の期待を一心に受けた。
彼女は、おなごでありながら文武両道でとても優秀。
そして、両親から愛され育っていた。
裕福で幸せな生活を送っていた彼女だが…
一家の幸せは、一瞬で崩れた。
父、義貫とその妻は、将軍足利義教(よしのり)から密命を受けた、
武田信栄の家臣の手で暗殺されたのだ。
母「鹿江…お逃げなさい！！！そこから隠し塹壕へ繋がる地下道へ行けます！！！生きるのですよ…そして一色家の娘としてではなく、女として幸せになりなさい！！！」
少女『母上！！！嫌です！！！私も、父上、母上と共にここで死にまする！！！』
父「逃げなさい。千徳もまだ生きている！！大丈夫だ！！」
父「勘当だ！！！今、お前は一色家の女ではなくなった！！！強く生きるのだよ…鹿江姫…」
少女『父上！！！母上！！！いやあああああああ！！』
燃え盛る炎が城を焼き尽くす中、両親はそう言い残すと、敵のいる外へ…。
父「我が名は丹後一色の義貫！！！」
敵「たああああああ！！！」
鹿江姫は、７歳の生誕祭の前夜、目の前で両親を失った。
それから2年間、時には少年の姿で戦場を走り、時には少女として茶屋の売り子…
数々のアルバイトをこなしながら、洞窟の中で寝食をして過ごした。
ある日のこと…
山賊� 屬�い！！！そこのガキ！！！有り金を全部よこせ！！！」
少年『いやだね！！！渡すもんか！！！』
山賊�◆屬覆蕕海Δ靴討笋襦�！！」
少年『ぐはあああっ！！！』
小刀で腕を切りつけられ、痛みに声をあげた。
山賊��「へへ！大したことねえガキだな。」
？「そこまでだ。」
山賊たち「「「ぐはああっ！？」」」
バタリ…
？「おい！！しっかりするんだ！！今助けるからな。」
少年『うっ…』
？「かわいそうに…」
少女は、ある男に救われ、背負われてどこかへ連れていかれた…
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サクラさく。 - はじめまして土井先生も作品大好きでこれからも楽しみしてます！もしもよければイベント再開中「あなたの作品見せて！！《イベント公開中》」参加して見ませんか？好きなアニメやランキングと作品ですが、もしも無理そうであればお断りして構いません。 (2022年10月18日 8時) (
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作者名：恋夏 | 作成日時：2022年8月28日 0時
