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髪に当たる温かい水
身体を滑り落ちていく感覚は今日の練習の疲れを癒してくれる
練習後に外周してから帰ったから身体の表面が冷えていた
それ故に、シャワーを浴びれば温まる感覚が非常に心地よく感じる
俺は何も考えず、その感覚に身を任せる
水を温かいと感じなくなった頃
空腹を感じた俺は水を止め、髪を掻き上げる
ふと鏡の自分と目が合う
お前は跡部景吾だ
__
目線を外し、バスタオルを取り
シャワールームを後にする
「遅かったな景吾」
大広間に行くと、既に父さんが向かいに座っていた
「待たせて申し訳ありません、父さん」
そう言いながらナイフとフォークが置かれた所に行くと、ミカエルが椅子を引く
「いや良いんだが、学校の事などで悩みでもあるのか」
使い達が料理を次々と運んでくる
そちらには目もくれず、父の目を見る
「ははは、なに、学生は悩むのが仕事なんだ。ここで投げ出さないで向き合うのが重要なんだ」
「はい」
最後にナプキンを膝に乗せる
「まあこの話は置いて、冷めぬうちに食べようか」
「そうですね」
今日の料理も美味そうだ
「「いただきます」」
…
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メグ(プロフ) - ありがとうございます!続きも考えてますので!これからもご精読よろしくお願いします! (2019年8月10日 17時) (レス) id: 33c4294c75 (このIDを非表示/違反報告)
光華 - とても面白いです!更新頑張ってください。応援してます (2019年8月7日 13時) (レス) id: e145b750ea (このIDを非表示/違反報告)
メグ(プロフ) - な、何ィ!?コメント!?ありがとうございます!メンションの仕方がわからない機械音痴なので気長に待って頂けると嬉しいです。オリジナル要素が多く、展開も遅いこんな作品にその様なお言葉をありがとうございます!頑張ります! (2019年4月5日 1時) (レス) id: 3f435e8c7a (このIDを非表示/違反報告)
五月七日(プロフ) - 面白いです!続きが気になります。応援してます!! (2019年4月4日 3時) (レス) id: 05191dc1a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:メグ x他1人 | 作成日時:2019年1月23日 0時