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「ヒィーッッ人面魚！！」
目の前に現れたのは顔の付いた巨大な魚。
「はぅわぁーこんなに大きい魚見たの初めて！寧々ちゃんも大きくなったら
こうなるのかな？」
鈴香はキラキラと人面魚を見ながら言うけど、私は絶対…
「あんなのにはなりたくない！」
「これが人魚さ、眷属になったヤシロを迎えに来たんだ。
でも困るな、営業妨害だ」
【邪魔だ小僧】
人魚はグオっと花子さんを襲おうとしたその時、
「っ！危ないっ、花子くん…っ！」
「「鈴香！」」
バッと花子さんの前に庇う様に立った鈴香は人魚に弾き飛ばされた。
【弱い弱い。人間ごときが
ククク】
「……」
【さあおいで】
私が入っている水槽を掴みながら人魚は言った。
「ヒイイ」
(行きたくないっ！助けて…！)
「ちょっと待ってよ」
【ん？】
「俺はまだ、その子の願いを一つも叶えてないんだ。連れてくなら、
その後にしてくれない？」
【黙れ！妾に命令するでない】
「へぇ…そう。それなら、こっちも力ずくで行くよ」
花子さんはそう言いながら服の隙間から包丁を出した。
【小癪な！！】
ガバッっと口を開け巨大な牙を花子さんに向けた。
だけど花子さんはヒョイっと避け、人魚を切りつけた。
【な…。
たかが数十年の
おのれ七不思議イイィィィ】
シュウウウゥゥという音ともに人魚は消えていき、私は重力に従う様に落ちていく。
「きゃ」
「ナイスキャッチ」
その声と共に花子さんは落ちて行く私を受け止めてくれた。そしてゆっくりと
机の上に置くと鈴香の所に行った。
「A、ダイジョーブ？」
「びっ…吃驚したぁ。食べられるかと思った」
「ありがとね、A。俺を守ってくれて…。無事で良かった」
此処からじゃ花子さん顔は見えないけど、とても心配している声で
鈴香の頭を撫でていた。
「花子くん。
私、頭ケガしていないのに何で撫でてるの？」
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黒恵(プロフ) - ありがとうございます！ (2020年3月14日 18時) (
レス) id: 1d808c92d7 (このIDを非表示/違反報告)
チョコ民党 - マジで続き気になります！！花子くんヤバい萌え死ぬ (2020年3月14日 18時) (レス) id: 95df79e566 (このIDを非表示/違反報告)
黒恵(プロフ) - ありがとうございます！ (2020年3月12日 17時) (レス) id: 1d808c92d7 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこましゅまろ★(プロフ) - 花子くんがかっこよすぎてキュンキュンしちゃいました笑更新頑張ってください！応援しています！ (2020年3月12日 17時) (レス) id: 4ca0249a27 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒恵 | 作成日時：2020年3月8日 17時
