＊ ページ23
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「よっ…余計なお世話だ！俺はみんなを守るためなら命なんか惜しくねぇーんだよ！」
「おお！熱血〜ゥ。
大丈夫。焦らずとも君はいずれ優秀な祓い手になる。それこそ、
俺なんかをカンタンに祓えるくらいにね。期待しているよ」
元の恰好に戻った花子くんは微笑みながら源くんに言った。
(なんだ、優しいところもあるじゃない)
「期待？オレはテメーを祓うってんだぞ。なのに…」
「…まぁ、今は弱っちいけどね」
そう思っていると花子くんは拳に力を入れて、源くんのお腹を殴った。
(ええ…)
「ってめ…汚ね…ぞ」
源くんはそのまま倒れてしまった。
「大丈夫？」
「もしかして、死んじゃった？」
「死んでないよ。こーでもしなきゃ諦めてくれなそうだったからね。
少ししたら起きるよ」
源くんを倒した花子くんに近づくとずっと二人の様子を見ていた鈴香もこっちに来た。
「そっかぁ」
「この杖…、今のうちに隠しちゃった方がいいんじゃ…。また来るかも…」
床に落ちている源くんの杖を拾って花子くんに訊くと、
「もしかして、俺のことシンパイ？」なんて聞かれた。
「あっ、当たり前じゃない！友達なんだから」
「…そう。ヤシロは人殺しでも仲良くできるんだ」
「そ…」
「なーんつって、冗談冗談」
さっきの顔とは一変、ニコッと花子くんは笑った。私は声が出なかった。
「その少年はこのままでダイジョーブだよ。
また来たところで俺を祓えやしないだろうし…賑やかなのは大歓迎だ。
まあ…近々もっと賑やかになりそーだけどね」
何も言えなかった。私は、花子くんの助手で友達なのに…花子くんの事何一つ知らない。
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＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
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ザ…ッッ……
「……たは…
…あなたは知っていますか？
その階段の破ってはいけない“決まり”のこと。
その階段の四段目は決して踏んではいけません。
なぜなら、
“あちら”に連れていかれてしまうから。
こんな噂知っていますか？
“ミサキ階段”」
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続く (更新停止中)
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黒恵(プロフ) - ありがとうございます！ (2020年3月14日 18時) (
レス) id: 1d808c92d7 (このIDを非表示/違反報告)
チョコ民党 - マジで続き気になります！！花子くんヤバい萌え死ぬ (2020年3月14日 18時) (レス) id: 95df79e566 (このIDを非表示/違反報告)
黒恵(プロフ) - ありがとうございます！ (2020年3月12日 17時) (レス) id: 1d808c92d7 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこましゅまろ★(プロフ) - 花子くんがかっこよすぎてキュンキュンしちゃいました笑更新頑張ってください！応援しています！ (2020年3月12日 17時) (レス) id: 4ca0249a27 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒恵 | 作成日時：2020年3月8日 17時
