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「どうしたの、寧々ちゃん。何かあった？」
ﾀｯと駆け寄ってくる鈴香は普通の顔で焦ってはいなかった。
私は直ぐに鈴香にくっついて今の状態を話した。
すると、鈴香は
「寧々ちゃん、そんなに驚かなくても大丈夫だよ…。ほら、
怪異の花子さんちゃんと呼び出せてるよ？」
と、男の子の方に指をさして言った。
「え？！あ、あれが花子さん…！？そ……
そんなのうそっ！おかっぱは？赤いスカートは？
しかも男の子だし…」
「そーゆーの流行らないんだよねー。花子くんって呼んでもイーヨ」
「えぇ！怪異に流行りがあるの！？」
鈴香が指をさした方を見ると花子さん(？)はカニみたいに両手をピースしながら
近づいて来た。
「確かに、俺は男だよ。でも、性別以外が君たちが聞いた通りだよ」
「…本当に、ただの変態幽霊じゃないのね？」
「変態…。もういい、サヨナラ」
「わーっっ！うそうそ。男の子の花子さんかっこいい！ね、鈴香」
「うん、かっこよくて素敵だと思うよ」
「かっこいい…」
帰ろうとした花子さんを鈴香を少し巻き込ませちゃったけど止めることができた。
(危うく願いを叶えてもらう前に帰っちゃうところだった…)
「それじゃー、お名前と願いをドーゾ！」
「はいっ。高等部１年Ａ組八尋寧々です！好きな人と今すぐ両思いになりたいです！」
「ヤシロね。願いは恋愛成就と…」
「ねぇ、花子くんは名前と願い事を言えば、叶えてくれるの？」
(花子さんって、意外と単純…)
そう思いながら願い事を言うと鈴香が花子さんに訊いていた。
「もちろん。君たちが聞いた通り、何か一つを代償に呼び出した者の願いを叶える。
聞かせてよ、君の願い事も」
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黒恵(プロフ) - ありがとうございます！ (2020年3月14日 18時) (
レス) id: 1d808c92d7 (このIDを非表示/違反報告)
チョコ民党 - マジで続き気になります！！花子くんヤバい萌え死ぬ (2020年3月14日 18時) (レス) id: 95df79e566 (このIDを非表示/違反報告)
黒恵(プロフ) - ありがとうございます！ (2020年3月12日 17時) (レス) id: 1d808c92d7 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこましゅまろ★(プロフ) - 花子くんがかっこよすぎてキュンキュンしちゃいました笑更新頑張ってください！応援しています！ (2020年3月12日 17時) (レス) id: 4ca0249a27 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒恵 | 作成日時：2020年3月8日 17時
