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「知り合い？花子くんのこと見えているみたいだし…」
「直接の面識はないけど…あの少年は源家の人間だね」
「源家…？」
少年。源くん…を見ると、花子くんのことを見ていたので
聞いてみると知っているみたいだった。
「今より遥かに濃かった時代。当時、俺達怪異は妖怪と呼ばれ
今よりずっと強い力を持ってたんだ。
そんな妖怪を打ち祓ったのが稀代の祓い手、源頼光。そこの少年のご先祖様だ」
「その通り！随分と詳しいじゃねぇか…。
タチの悪ぃ怪異どもから人々を守る。それが源家に生まれた男子の役目！
つーわけで、俺はお前を祓う！！」
「えっ？」
花子くんが説明すると、源くんは持っている傘を花子くんに突き付けて話した。
「覚悟しやがれ花子！！」
そう言うと源くんはバッとジャンプして花子くんに攻撃した。
「“祓う”ねぇ…君には無理だと思うけど？」
「そうか？」
「…ッッ！！」
「残念だったなァ花子」
「花子くん！！」
花子くんの肩に当たった傘はビリビリと光り、その雷に感電して倒れてしまった。
「これは我が源家に代々伝わる退魔具“雷霆杖”
持ち主の霊力を退魔の雷に変換して打ち出す霊杖だ。
直接触れるとはとんだマヌケ野郎だぜ！！」
スルッと傘から出てきたのは特徴的な杖だった。
「う…」
「これで終わりだァ！！」
源くんが杖を振りかぶる。
(花子くんが危ないっ！)
私は襲い掛かる源くんを止めようとすると、鈴香が私より先に源くんに近づいた。
「へぇ、この杖ってそんなに凄いんだね！私も浴びたら痛いかな？」
鈴香は源くんが振り上げた瞬間、杖を掴んで自身の体の方に近づけてジッと見ていた。
「バッカ野郎！！急に引っ張るんじゃねぇ……です…」
源くんは鈴香と目が合ったのか顔を赤くしてへにゃぁとなった。
(こ、これは…)
「あの、あなたは…」
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黒恵(プロフ) - ありがとうございます！ (2020年3月14日 18時) (
レス) id: 1d808c92d7 (このIDを非表示/違反報告)
チョコ民党 - マジで続き気になります！！花子くんヤバい萌え死ぬ (2020年3月14日 18時) (レス) id: 95df79e566 (このIDを非表示/違反報告)
黒恵(プロフ) - ありがとうございます！ (2020年3月12日 17時) (レス) id: 1d808c92d7 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこましゅまろ★(プロフ) - 花子くんがかっこよすぎてキュンキュンしちゃいました笑更新頑張ってください！応援しています！ (2020年3月12日 17時) (レス) id: 4ca0249a27 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒恵 | 作成日時：2020年3月8日 17時
