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「あっ、もしかしてなんだけど、
これが花子さんが言ってた“掃除の次に頼みたい大事な仕事”?」
屋上の階段を上っていく花子さんの後ろをついて行きながら訊いた。
「…本当はもっと後に頼むつもりだったんだけどね」
「やっぱり!
ってことは私、もうトイレ掃除は卒業…」
「それはダメー」
「なぁんだ…」
「そんなにイヤ?」
「トイレ掃除好きな女の子なんて滅多にいないわよ…」
「ざーんねん」
そう言って花子さんは扉を開けた。
日差しが少し眩しくて、一瞬目を閉じると風が吹いた。
「俺は楽しみにしてるんだけどな。
放課後誰かと一緒に何かしたり、どーでもいい話したり、そーゆートモダチっぽいの…。
なんだろ、懐かしい」
花子さんは空を見て何か思いながら言った。
鈴香は私の後ろで花子さんを見ながら微笑んでた。
「いってあげてよ」
トンっと花子さんが立っている方に鈴香は押した。
私は花子さんに近づいて、服をを軽く掴んだ。
「はなこくん」
私は隣に行って目を見ながら呼んだ。
「花子くんって呼ぶね。その方が…トモダチっぽいでしょ?」
えへへ…と照れ臭くなって笑ったら、花子くんも笑って友達になれた気がした。
「これでみんなトモダチ!んふふっ♪」
ひょこっと私と花子くんとの間の隙間に現れて鈴香は満面の笑みで言った。
「わっ、びっくりした!」
「…ヤシロ、どんな噂流すか決めた?」
「うん!実はもう決めてあるんだ!」
「へーっ、どんなの?」
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*****
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「あれー?」
「またなんか失くしたの?」
「最近多くない?ようせいさんだったらアンタ殺されちゃったりして」
不可解な失せモノが続く時、それは“ようせいさん”の仕業かもしれません。
ようせいさんの姿を見てしまったが最後、命まで盗られてしまうとか__
でも
「はい」
「アメ?」
「ようせいさんの被害に遭った時は持ち歩くといいらしいよ。
そうすれば殺されないし失くし物も止まるって」
「へえー」
「初耳〜」
「私もう行かなきゃ」
「部活?最近忙しそうだね」
「んー…トモダチのとこ?」
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黒恵(プロフ) - ありがとうございます! (2020年3月14日 18時) (レス) id: 1d808c92d7 (このIDを非表示/違反報告)
チョコ民党 - マジで続き気になります!!花子くんヤバい萌え死ぬ (2020年3月14日 18時) (レス) id: 95df79e566 (このIDを非表示/違反報告)
黒恵(プロフ) - ありがとうございます! (2020年3月12日 17時) (レス) id: 1d808c92d7 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこましゅまろ★(プロフ) - 花子くんがかっこよすぎてキュンキュンしちゃいました笑更新頑張ってください!応援しています! (2020年3月12日 17時) (レス) id: 4ca0249a27 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒恵 | 作成日時:2020年3月8日 17時