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「そういえば、寧々ちゃんは何でここにいるの？」
「えっと実は…」
水を被って焦って旧校舎に来たことを言うと
「私、何か拭くもの持ってくるからここで待ってて！」
と言ってどこかに行ってしまった。
「わっ、ちょっと何…」
ドスドスと急に白杖代が来た道の方に押してきた。
何だろうと思って周りを見ると変な空気が広がっているのか、しん…としていた。
「待っててって言われたけど、ちょっと怖いな…」
(でも鈴香を放って置くのは…)
「あっ、綺麗なタオル！やった！落とした人には悪いけどちょっと借りて…」
ふと振り返ってみると、汚れていないタオルが落ちていた。拾ってみると、
その手前にはお弁当箱やはにわなどが落ちてた。
「…えーと、…もしかしてハ二太郎？」
あっ、私のノートと教科書！
ああっ、ブローチも！
良かったぁ。これがないとなんか落ち着かな……？」
拾えば目の前に無くしたものが出てきて、資料室と書かれた扉の中から妙な音が聞こえた。
気になって扉を開けると、変に目と手が多いなにかを見てしまい
足を掴まれた。
「ヒッ」
【み】
「や、やだ…」
【た な】
もしかして、これが葵が言ってたようせいさん…？！
＜ようせいさんの姿を見てしまえば、命まで取られてしまうのです…＞
(襲われるっ…！)
「寧々ちゃん、伏せてっ！」
遠くから鈴香の声が聞こえて私は全力で伏せると、ドンっと音と衝撃が来て
振り返るとようせいさんは消えて目の前には大きなハンマーを持った鈴香が
そこに立っていた。
「よかったぁ、無事で。待っててって言ったのに…。寧々ちゃんっ駄目だよ、
怪異に気をつけなきゃ。
ヒトなんてカンタンに死んじゃうんだからさ」
「鈴香…」
私に目線を合わせるようにしゃがんで苦笑いをしながら鈴香は言った。
(助けてもらっちゃった…)
「いたっ」
ボンっと顔を上げてたら頭に何かが当たった。
「ん？何これ…」
じーっと見ればウサギのような変な生き物が目を回していた。
ずらっと並べると、全部が全部少し見た目が違っているけど
形は一緒だった。
「彼らは勿怪だよ」
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黒恵(プロフ) - ありがとうございます！ (2020年3月14日 18時) (
レス) id: 1d808c92d7 (このIDを非表示/違反報告)
チョコ民党 - マジで続き気になります！！花子くんヤバい萌え死ぬ (2020年3月14日 18時) (レス) id: 95df79e566 (このIDを非表示/違反報告)
黒恵(プロフ) - ありがとうございます！ (2020年3月12日 17時) (レス) id: 1d808c92d7 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこましゅまろ★(プロフ) - 花子くんがかっこよすぎてキュンキュンしちゃいました笑更新頑張ってください！応援しています！ (2020年3月12日 17時) (レス) id: 4ca0249a27 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒恵 | 作成日時：2020年3月8日 17時
