20 話 ページ21
Aside
『はぁ…』
バッ
俺はベッドにダイブした
まだ首を絞められている感覚がする
信じて…か
あの時エマは何を思っただろうか
あの夜
息をしていないコニーの姿を見たんだろ？
じゃあなんでだよ…
なんで
「助けに行こう」なんて
怒りの感情が止まらない
『はぁ…』
『…これで間違ってないはずなんだけどな』
多少今までのセリフにバグがあったとはいえ
物語の流れは変わっていない
喜ばしいことのはずなんだ
はずなんだけど…
『でも…』
俺の中で割り切ってしまったものを
『思い出させないでくれよ…』
今まで見送ってしまった
あいつ達を
愛せれた記憶を甦らさないでくれ
『…苦しいか？』
『すぅ……………はぁ』
あぁ…
息ずらさが心地いい
俺は割り切りすぎたのかもしれない
『ははっ』
小さく乾いた声が響く
あぁ
なんで
なんで出荷された兄弟達のことを考えても
ー 寂しさが込み上げてこないんだよ ー
俺
最低すぎるな…
ありもしないコニー達への哀れみの感情や
怒りの感情を持つなんて
自分をそこまで正当化したかったのか
だんだん頭が濁っていく
本当に
呆れた
『俺の嘘つき…』
そこからは記憶がない
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
作者からのメモ
少なくともAくんは出荷されてしまう兄弟であろうと全力で兄弟達を愛していました
大体ママに出荷の宣言をされる辺りで区切りを付けていたらしいです
少なくともかなり感情の制御が上手いタイプの人間ですね
作者は感情のままに動いて失敗するタイプの人間です！
Aくんとは正反対ですねw
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冬鬼(プロフ) - 神作すぎる、、、続き楽しみにしてます (3月18日 12時) (
レス) @page25 id: 78db502859 (このIDを非表示/違反報告)
紅奈虹夢＠虹茶(プロフ) - 神作品.....一周回 終わって逃げようとしなければ見つからないのかもしれない*?( (12月24日 22時) (レス) id: 763d4d21f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みかんの葉っぱ | 作成日時：2023年12月2日 22時
