火薬系カップル【忍たま乱太郎】

頼れる先輩 の段 ページ22

A「そんじゃ、委員会始めまーす。」

今日は委員会。でもいつもの委員会とはちょっと違う。今日は、1年生が初めて委員会活動に参加するのです！！
というわけで、今日はとりあえず自己紹介からかな。

A「見学の時にも聞いたと思うけど、委員長の扶桑Aです。よろしく。」

三郎「鉢屋三郎。よろしく。」

勘右衛門「俺は尾浜勘右衛門。よろしく〜。」

庄左ヱ門「一年は組の黒木庄左ヱ門です。よろしくお願いします。」

彦四郎「い組の今福彦四郎です。よろしくお願いします。」

うんうん、2人とも真面目でいい子そう。



A「早速だけど、今日はいろいろ書類が溜まってるから、それの整理やって欲しいのね。」

そう言って私は、後輩たちの前の机の上に書類を置いていく。新学期は忙しく、しばらく整理していないうちに随分溜まってしまった。

A「じゃあそれを、各部類にわけるのと、重要そうなことは紙に書き出しといて。」

私の合図で、みんながいっせいに書類に目を通し始める。しかし、1人だけ書類を手に取ろうともせずに、書類の束を見つめている人物が。

A「勘右衛門、なにやってんの。早く始めないと終わらんよ。」

勘右衛門「……先輩。」

A「何？」




勘右衛門「何でこんなに、俺たちの書類が多いんですか！！1年生のはあんなに少ないのに！」

……は？何かと思ったらそんなことかい。

A「そりゃ1年生だからね。あんた5年生でしょ。はよ始めろ。」

勘右衛門「はーい……」

私が指摘すると勘右衛門はしぶしぶといった感じで書類を読み始めた。

さて、私も始めるとしよう。私も委員長の席に座り、大量の書類の山との長い長い戦いが始まった。

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