ナンパ男なんか大嫌い。【sm】

27.予想の斜め下 ページ28

Aside


気がつくと白い空間にいた


ここはどこだろう。どうやって来たのだろう


ただ止まっているのもあれなので、当てもなく歩くことにした


五分位？歩いたところで、一つの扉が見えた


普通の木の扉のようで、金属のドアノブがついている


開けなきゃ、いけないよね・・・？


アタシは、その扉を戸惑いながらも開けた


そこには・・・









ゲームをしてる志麻さんがいた。


おい！こういうのって普通は暗い過去が目の前に・・・


とかいうのが普通だろうが！


ゲームしてるとこなんかめっちゃ見てんだけど！？


し「よっしゃ！また当たった！！」


うるせえ。一人で楽しむな


多少キレながら、志麻さんがやってるゲームの画面を見ると


アタシがいつも使ってるキャラが負けていた。


なんとなくムカつく。戦うか


そう思い、志麻さんのほうに行こうと思って一歩踏み出した時・・・








『あれ・・・？』


アタシは目を覚ました


夢かよ・・・てか夢だとしても微妙ｗｗｗ


そういや、ここ何処だ？


なんとなく見たことあるような・・・


そういやいつも仰向けで寝てるのに、今日はなぜか横向き


体制を変え、仰向けになると、目の先に志麻さんが見えた。


？？？なんで天井に志麻さんが？


ん？てかアタシほんとに何処に寝てんだ？


すると、志麻さんはアタシが起きたことに気付いたのか、視線をこちらに向けてきた


し「あ、おはよ」


『はあ・・・おはようございます』


『あの、ここ何処ですか？何処で寝てたんですか？』


し「ここ俺ん家のリビング。いっつもゲームしてるやろ。で、Aが寝てんのは俺の膝の上。
いきなり寝たから驚いたわ」


えー、ということは・・・？


『膝枕！？』


驚きのあまり、勢いよく飛び起きてしまった


し「うおっ！びっくりした・・・」


『え？なんで！？』


し「こっちが聞きたいわ！ソファで寝るって思ったのに、急に倒れ込んでくるし・・・それに・・・」



『？なんですか？』


し「なんでもないわ！てか、大丈夫なん？」



あ、話そらした


『多分寝不足です。最近忙しかったからですね』


し「だからって無理はアカンで。仕事中倒れたら大変やもん」


『す、すいません・・・』



悔しいが、正論だ。


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