51曲目。 ページ14
Aside
演奏が終わった後のことはあまり記憶がない。
唯一覚えているのは表彰式だった。
司会「それでは結果発表及び、表彰を行います」
胸がドクンと跳ね上がる。
ドキドキと胸がうるさい。緊張しているのが自分でもわかった。
司会「金賞の受賞校を発表いたします」
来た!とばかりに全員が身構える。
司会「松山高校」
わぁー!という歓声が聞こえてきた。どの高校も自分の高校の名前が呼ばれることを祈ってきた。
もちろん創音学園も例外ではない。
司会「青丘学園」
司会「紅女子高校」
金賞は残り4枠。なのに創音学園の名は呼ばれない。
残り3枠、2枠…と金賞の枠は狭まっていく。
隣でフェリシアーノとロヴィーノが天に願うようなポーズを取っていた。
やはり双子。どこまでも似るんだな、と思った。
・
残り1枠。
創音学園の名は呼ばれるのか、その緊張で司会の声が右耳から入って左耳から抜けていくのだ。
司会「金賞!ーーー!」
瑞「今何と…?」
西「ほ、ほんま⁉」
仏「空耳じゃないよな…?」
普「空耳な訳ねーだろ!」
澳「これは夢なのでしょうか」
洪「夢じゃないです!頬っぺたつねりましょうか、ギルベルトの」
普「なんで俺様なんだよ⁉自分のでやれ!」
澳「お下品です」
私の耳には何も聞こえなかった。ギャグらしきものは聞こえたけど。
隣にいたライナ先輩とイヴァンに尋ねた。
『あの、今なんて…?』
露「Aちゃん、金賞だよ!」
烏「そうよ、私達は勝ったのよ。創音サウンドを響かせられたの!」
『金賞…、金賞⁉』
実感はなかった。でも、じわじわと感覚が“本当なんだ”、という思いが込み上げてきた。
露「ありがとう、Aちゃん。君のおかげだよ」
『…まだお礼を言うのは早いかもよ、イヴァン』
銀賞校の発表も終わり、次は県大会出場校の発表だ。
司会「続いて、県大会の出場校を発表いたします」
金賞を受賞した高校が息を呑んだ。
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キモオタク(新)(プロフ) - 14歳のお誕生日おめでとうございます!これからもゆっくりでいいので更新してくれると嬉しいです(*´ω`*) (2023年2月6日 10時) (レス) @page28 id: b2377fe342 (このIDを非表示/違反報告)
はる@四季(プロフ) - モブキャラAさん» ありがとぉぉ⤴︎これからも頑張りますっ!! (2023年2月3日 21時) (レス) id: 17e09ea40f (このIDを非表示/違反報告)
モブキャラA - お誕生日おめでとう!!!!お話、本当に大好きだよ🥲❤今後もめちゃくちゃ応援するからゆったりまったり更新してね……👍 ̖́- (2023年2月2日 22時) (レス) @page28 id: cebb1c38ee (このIDを非表示/違反報告)
はる@四季(プロフ) - 裏葉さん» ありがとうございます!気長にゆっくりと更新しますので待っていただけたら幸いです (2023年2月2日 21時) (レス) id: 17e09ea40f (このIDを非表示/違反報告)
裏葉(プロフ) - Happy Birthdayです!!!!これからもお話楽しみに待ってるのでゆっくりのんびり頑張ってください!!!! (2023年2月2日 21時) (レス) id: 0f30933792 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はる@四季 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/fuiRf43/
作成日時:2022年10月16日 16時