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この騒動を止めた人物に皆驚き、公爵家相手に平手打ちを食らわせたその行動に皆顔を青くした。
叩かれた本人は素っ頓狂な声を出し、自身が何をされたのかイマイチ理解が出来ない様子だった。
「っ……大丈夫ですか？」
顔を真っ赤にして泣いて蹲る令嬢を宥め、私が殺されることを確信して笑うタリアを睨む。するとすぐに泣くフリをするずる賢さを賞賛して殴ろうと拳を握りしめた。しかしそれは上から聞こえる声によって叶わなかった。
「部外者のくせに生意気やぞ」
振り上がろうとする拳を両手で包み止めた。
「コネシマ様は令嬢達の揉め事になにか関係があるのですか？」
「ないで。でもタリアが殴られそうになったから止めただけや」
「貴方にとって止めるというのは気に食わない相手の髪を鷲掴みにすることなのですか？」
「はぁ…？お前には関係ないやろ」
「貴方も関係ないと思うのですが。それに止めるならもっと他の方法もあったと思いますよ」
その言葉に眉を寄せる彼を見て、殺されるのだと察した。せめてもの思いで目を逸らした。
「シッマ殴ったらあかんよ」
視界の端に映るのは火のついた煙草をコネシマの手に押し付けるウツがいた。あちぃよ、と煙草を手で払い、つま先で火を消すコネシマはウツを前にいつも通りの表情に戻っていた。
「それにしても、あなたお嬢様は大分お変わりになられましたねぇ」
「私ももう少しで成人しますから、自分の立場を弁えるようになったんです」
このやり取りを見てコネシマは分が悪そうに頭を掻き乱した。数秒後、歯切れ悪そうにすまん、と私と令嬢に向かって謝罪をした。
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クリーパソ(プロフ) - 田中さん» そう言っていただけると励みになります✨ありがとうございます🥺 (11月26日 21時) (
レス) id: f7b2af521d (このIDを非表示/違反報告)
田中(プロフ) - 本当に面白くて好きです (11月26日 17時) (レス) @page36 id: d6054e066b (このIDを非表示/違反報告)
クリーパソ(プロフ) - 月見酒さん» コメントありがとうございます🙇♀️登場人物の多い小説は慣れていないので楽しんで読んでもらえるのはとても嬉しいです🥲✨無理ない程度に更新していきます💪 (10月30日 7時) (レス) id: f7b2af521d (このIDを非表示/違反報告)
月見酒(プロフ) - コメント失礼します！面白くてすごく続きが気になります！お体に気をつけて頑張ってください！ (10月29日 20時) (レス) @page15 id: d4a0fc9775 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クリーパソ | 作成日時：2023年10月26日 21時
